「少女のように戦え」と苛立ち、アナ・デ・アルマス『バレリーナ』での覚醒

『ジョン・ウィック』シリーズの最新作『バレリーナ:The World of John Wick』は、本家シリーズ同様の激しいアクションが期待される一作。主人公はアナ・デ・アルマスが演じる暗殺バレリーナのイヴ・マッカロ。タフでハードボイルドな戦いが描かれてきたシリーズの、新たな女性主人公となる。
ジョン・ウィックは鬼神のような戦いぶりを見せたが、より華麗なアナ・デ・アルマスによるイヴは、劇中で「少女のように戦え(Fight like a girl)」と言われる場面があるという。イヴは、アクション映画における女性キャラクターの典型ファイトスタイル像をいかに塗り替えるのか?アルマスが米Colliderにて語っている。
「この映画の素晴らしいところは、彼女のオリジン・ストーリーが見られるところ。彼女のことは知っているけれど、まだほとんど知られていない」と話すアルマスは、イヴというキャラクターを知ることが、独自のファイトスタイルへのアプローチへつながることを説いている。
「彼女はとても傷つき、困惑するところから始まっています。何が起こっているのか、父親に何があったのか、そういった全てを理解する必要があるのです。“少女のように戦え(Fight like a girl)”と言われる場面で、彼女はすごく苛立っていて、とても厳しい時期を過ごしている。そして、不利になると思っていたことが、裏を返せば、ただプレーすればいいということに気づくんです。“少女のように戦え”ということが、彼女のスーパーパワーになるんです。」

劇中で、イヴがその言葉をどのように受け取り、どう覚醒するのかは見てのお楽しみ。どうやらこの場面が、キャラクターの転換点の一つとなっているようだ。「突然、彼女は変化して、理解する。あらゆる可能性に気付いていくんです。彼女は、彼らと同じことができる。それが映画全編を通じた良いモチベーションになっています。彼女の成長が描かれています」とアルマスは話している。
映画『バレリーナ:The World of John Wick』は2025年8月公開。
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Source:Collider