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マーゴット・ロビー、『バービー』にAQUA「愛しのバービー・ガール」を起用してほしいと監督に頼んで実現 ─ ニッキー・ミナージュ&アイス・スパイスがサンプリング

バービー
(c)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

あのバービー人形を実写化する映画『バービー』は、その陽気でハッピーな世界観にぴったりのサウンドトラックも秀逸だ。ニッキー・ミナージュ&アイス・スパイスによる「Barbie World (with Aqua)」は、AQUAによる1997年の楽曲「愛しのバービー・ガール」をサンプリングした楽曲。実現の背景には、バービー役のマーゴット・ロビーが、監督のグレタ・ガーウィグに「愛しのバービー・ガール」の起用を求めていた経緯があるそうだ。

ピンクに彩られた“バービーランド”でボーイフレンドのケン(ライアン・ゴズリング)とご機嫌に暮らしていたバービーが、ある日身体の異変に気付き、人間世界でさまざまな出来事に遭遇していく『バービー』。早くから、このタイトルに相応しい主題歌は「愛しのバービー・ガール」しかない……との期待が一部の洋楽ファンから寄せられていたものの、2022年10月には、AQUAのメンバー自身が「起用されることはないだろう」と語っていた。

Rolling Stoneのインタビューにてロビーが語ったところによると、ロビーら数名が『愛しのバービー・ガール』の起用を監督に懇願したところ、ガーウィグが何かいいアイデアはないかと思案してくれたのだという。

“どうにかこの曲を組み込めないですか? アクアの『愛しのバービー・ガール』なしに『バービー』の映画は作れないですよ。必要ですよ”と話したら、グレタは“心配しないで、良い方法を考えているところだから”と言ってくれたんです。

その後、“誰が『愛しのバービー・ガール』をリミックスすると思う? ニッキー・ミナージュとアイス・スパイスだよ”と言われて、私は“2人一緒に? ウソでしょ!?”って。これは女友達みんな大興奮だろうなと思いました。」

そして完成したのが、予告編の最後に流れる、ニッキー・ミナージュ&アイス・スパイスの「Barbie World (with Aqua)」だ。「愛しのバービー・ガール」をサンプリングしたトラックにのせて、2人のフィメール・ラッパーが「And I’m bad like the Barbieはバービーみたいに悪くて)I’m a doll but I still wanna a party(私は人形だけどもっとパーティがしたい)」と歌い上げるのは非常に痛快。ミュージック・ビデオではニッキーとアイス・スパイスがバッドなバービーに扮している。

本作のサウンドトラックを手がける、プロデューサー&シンガーソングライターのマーク・ロンソンも、「ニッキーが『愛しのバービー・ガール』にライムを乗せるのを人々も求めていたと思う」と語っている。また、アイス・スパイスはケンドリック・ラマーやドレイクからも一目置かれる注目の若手ラッパー。すでに長いキャリアを誇るニッキーとのコラボレーションにより、アイコニックな「愛しのバービー・ガール」が新たな楽曲へと生まれ変わっている。

なお『バービー』のサウンドトラックには「Barbie World (with Aqua)」のほか、映画にも出演しているデュア・リパの「Dance The Night」も収録。リゾやチャーリーXCX、ザ・キッド・ラロイらに加え、ケン役のゴズリングもアーティストとして参加している。

映画『バービー』は2023年8月11日(金)日本公開。

Source: Rolling Stone

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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