実写版『バービー』予告編が米公開 ─ マーゴット・ロビー&ライアン・ゴズリング出演

マーゴット・ロビー主演、実写映画版『バービー(原題:Barbie)』のティザー予告編が米国で公開された。思ってた感じと違う。
「バービー」といえば、1959年の登場以来、世界中の子どもたちに愛されてきた着せ替え人形……だが、公開された映像は冒頭からどこかおかしい。「歴史が始まって以来、少女というものが生まれて以来、人形というものがあった。けれども人形は、いつまでも永遠に、“かわいい人形”のままだった。この時までは……」。
リヒャルト・シュトラウス作曲『ツァラトゥストラはこう語った』と、少女が人形を叩きつける映像は、言わずもがな名作『2001年宇宙の旅』(1968)のパロディ。ナレーションは『ワイルド・スピード』シリーズや『クィーン』(2006)の名優ヘレン・ミレンが務めている。巨大なバービー役のマーゴット・ロビー、そしてタイトルロゴに続いて映し出されるのは、一転して蛍光色あざやかな本編映像。バービーのボーイフレンド・ケン役のライアン・ゴズリング、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)でおなじみシム・リウの姿が確認できる。
もちろん、本作がバービーのシンプルな実写映画化でないことは明らかだった。監督・脚本は『レディ・バード』(2017)のグレタ・ガーウィグ、共同脚本は『ホワイト・ノイズ』(2022)『マリッジ・ストーリー』(2019)などのノア・バームバックなのである。2022年11月、ガーウィグは本作について「“なんでもあり”だったから怖かった。どうやって始めよう、どんな物語にしようかって」と語っていた。「それでも“怖い”と思えるのは本当にいいこと。“これでキャリアが終わるかも”というものこそ、自分がやるべきだと思うから」。
なお、本作には多彩な出演者が集結。おもちゃ会社のCEO役をウィル・フェレルが演じるほか、「セックス・エデュケーション」(2019-)のエマ・マッキー&コナー・スウィンデルズ、「ブリジャートン家」(2020-)のニコラ・コクラン、『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)監督のエメラルド・フェネル、『ゴーストバスターズ』(2016)のケイト・マッキノン、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(2010)のマイケル・セラ、「アグリー・ベティ」(2006−2010)のアメリカ・フェレーラ、「インセキュア」(2016-2021)のイッサ・レイ、『あの夜、マイアミで』(2020)のキングズリー・ベン=アディル、『tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン!』(2021)のアレクサンドラ・シップらが登場する。誰がどんな役どころで、どんな出番で顔を見せるのかも見どころだ。
映画『バービー(原題:Barbie)』は2023年7月21日に米国公開予定。