ボブ・オデンカーク、ソウル・グッドマンは「人生最高の役だった」 ─ 「ベター・コール・ソウル」への特別な思いを語る

「ブレイキング・バッド」(2008-2013)のスピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」(2015-2022)が、2022年8月にフィナーレを迎えた。両作あわせて13年以上ソウル・グッドマン役を演じてきたボブ・オデンカークは、まだ完全にキャラクターに別れを告げられずにいるようだ。英Empireのインタビューにて、作品と役柄への思いを改めて語っている。
「ベター・コール・ソウル」は、「ブレイキング・バッド」の弁護士ソウルことジミー・マッギルを主役としたスピンオフドラマ。本家の重要キャラを登場させると同時に、キム(レイ・シーホーン)をはじめとする深みのある新キャラクターを迎え、「ブレイキング・バッド」前後のソウル/ジミーの物語を描き出した。
ソウル/ジミー役を演じて大きな称賛を受けたオデンカークは、すでに新作ドラマ「Straight Man(原題)」を撮影中。しかし、いまだにソウル役を振り返ることがあるようだ。
「もっと思いにふける時間がほしかったし、今後10年以上はそうするつもりです。おそらく人生最高の役柄だと思いますし、素晴らしい経験でした。誰もができることではありません。残りの人生、ずっと思いにふけることになるでしょう。」
本作の結末は、派手なフィナーレを迎えた「ブレイキング・バッド」とは異なり、より静かで叙情的なエンディングとなった。オデンカークは「もっと派手なエンディングを予想していましたが、そうならなくて本当に良かった」と率直にコメント。ソウルとキムに対しては「人々の感情を理解する能力が高いのに、自分自身の行動については盲点がある」と見解を述べ、ふたりの結末について「脚本家は、キャラクターたちに自己を認識する力を与えてくれました。美しいと感じましたよ。(脚本を)読んで、“そうだ、その通り。こうなるべきだ”と思いました」と語っている。
ソウル役を終えたオデンカークは、「Straight Man」のほか、コメディ映画『The Making of Jesus Diabetes(原題)』やモキュメンタリー・シリーズ「Guru Nation(原題)」など様々な出演作が控えている。主演映画『Mr. ノーバディ』(2021)の続編も、2023年の撮影めざして進行中だ。
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Source: Empire