『ミッドサマー』アリ・アスター監督「どんな風に死体をめちゃくちゃにしようかと常に考えている」

『ミッドサマー』で世界中を恐怖の底に陥れたアリ・アスター監督と、『ジョーカー』で世界中を狂気で呑み込んだホアキン・フェニックスがタッグを組んでしまった怪作『ボーはおそれている』。この最新作を引っ提げ、アリ・アスター監督が来日。2023年12月20日、都内の映画館で行われた『ボーはおそれている』Q&Aつき試写会に登壇した。

このイベントでアスター監督は、自身の作品内に登場する死体損壊描写について「どんな風に死体をめちゃくちゃにしようかと僕は常に考えている」と説明。「僕の映画には首切断の描写も多いけれど、これもとてもやりがいのあること。毎回どんな風に人の頭部を滅茶苦茶にしてやろうかと妄想していて、そのたびに新しいアイデアが3つぐらいは浮かぶ」とヤバすぎ猟奇コメント。『ボーはおそれている』は「控えめだった」という。
ちなみに『ボーはおそれている』は“家族”がテーマとなっているが、これについて問われると「僕にとって家族とは…わずらわしいもの。終わりなき義務感」と独特な表現で返している。
アリ・アスター監督『ボーはおそれている』は2024年2月16日公開。
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