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ゲーム『バイオハザード7 』のワンシーンが、有名ホラー映画『悪魔のいけにえ』にそっくりと話題に

ついに2017年1月26日、話題のサバイバルホラー・ゲーム『バイオハザード7 レジデント イービル』(BIOHAZARD 7 resident evil)が発売される。

「すべては“恐怖”のために。」というストイックすぎるキャッチコピーを携えて新生した本作は、バイオハザード20周年記念作品ということに加え、新たなゲームエンジン「RE ENGINE」の搭載と、新たな視点「アイソレートビュー」の採用という大きな進化を遂げている点でも注目されていることは、このTHE RIVERでも先日触れさせていただいている。

プロモーションも加速

さらに現在、ツイッター動画投稿による「おまえも家族だ!」キャンペーンや、Yahoo! JAPANのアプリとコラボレーションした「狂怖の館」キャンペーンなど、各種プロモーションにも力が入ってきているようである。ちなみにそれぞれのキャンペーンの内容はと言えば、以下のようなものになっている。

「お前も家族だ!」キャンペーン

バイオハザード公式Twitter( @BIO_OFFICIAL )アカウントをフォローした後、バイオハザード7の恐怖や 魅力を伝える動画(歌や踊り、リアクションやコスプレ、長時間語りつくす等、表現方法は自由です)をUPし、「#私も家族だ」を付けて、ツイートしてください。優秀作品に選ばれた方にはPlayStation4® Proをプレゼント致します。

引用元:http://www.capcom.co.jp/biohazard7/family/

「狂怖の館」キャンペーン

「狂怖の館」キャンペーンについては、スマートフォン用のアプリをダウンロードしてプレイするミニ・サバイバルゲームのようで、Yahoo検索で「狂怖」と検索するか、コチラにアクセスすることで詳細をご覧いただける。ぼく自身はまだプレイしていないが、話によれば相当コワイらしいということ…。ちなみにこちらも、PlayStation®VRや『バイオハザード7』のソフトが抽選でプレセントされるというキャンペーン企画になっている。

あのホラー映画にそっくりな演出が?

さてこのように、様々な盛り上がりを見せている『バイオハザード7』であるが、実は以前から物議を醸し出している重要な話題がある。それは前述の「おまえも家族だ!」という部分に関係があるのだが、公開されている本作品の予告編「TAPE-2 “ベイカー”」というバージョンに登場する“ベイカー”一家の食事シーンが、ある有名なホラー映画のワンシーンそのままなのである。これはぼく自身も初めて予告編を観た際に、あからさまにそのまま過ぎて衝撃を受けた…。

その作品とは、1974年公開のトビー・フーパーによる傑作ホラー映画『悪魔のいけにえ』(The Texas Chain Saw Massacre)だ。

本作品に関しては熱烈な愛好者も多く、またその描写の芸術性が高く評価され、マスターフィルムがニューヨーク近代美術館に永久保存されているほどの知る人ぞ知る有名なホラー映画である。スティーヴン・スピルバーグがトビー・フーパーを『ポルターガイスト』(Poltergeist)の監督に抜擢したのは、この『悪魔のいけにえ』を非常に高く評価してのことだと言われている。
ただし後日談として、『ポルターガイスト』の仕上がりが想像を絶して恐ろし過ぎた為、「おいおい、やりすぎだよ、バカ!」とスピルバーグにこっぴどく怒られたという噂もある。

さて話を戻して、ではいったいどれほど“そのまま”なのかということで、まずは『バイオハザード7』の予告編「TAPE-2 “ベイカー”」をご覧いただきたい。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=SQwAO-AfSVY?rel=0]

ご覧頂いた予告編の後半部、荒れ果てた屋敷内の不気味な台所で円形の食卓を囲み、言葉では表現できないような異様な“食餌”を楽しでいる“ベイカー”一家が、拘束されたプレイヤー視点で映し出されている。プレイヤー本人も含めて記念写真的に整理すると、以下のような光景になる。家族構成はと言えば、正面が父親のジャック・ベイカー、右奥が妻のマーガレット・ベイカー、そして左奥が息子のルーカス・ベイカーである。左手前の車椅子の老婆は…不明だが。

BIOHAZARD 7 resident evil
http://www.capcom.co.jp/biohazard7/family/ ©CAPCOM CO., LTD. 2016 ALL RIGHTS RESERVED.

『悪魔のいけにえ』を鑑賞したことのある方であれば、これがまさに劇中で描かれているシーンにそっくりだとすぐに気が付くはずだが、参考としてそのシーンと見比べてみることにしたい。以下が『悪魔のいけにえ』に登場する“ソーヤー”一家の“食餌”風景である。

The Texas Chain Saw Massacre
http://www.imdb.com/title/tt0072271/mediaviewer/rm1931550464

家族構成はと言えば、まず正面が屠殺名人だという137歳のグランパ、死体ではなく生きている。グランパとは呼ばれているがテキサスあたりでは父親のことをグランパと呼ぶらしく、実はこれが一家の大黒柱となる父親にあたる。
そして左奥が人肉を売りさばている長男のドレイトン・ソーヤー(コック)、左手前が自傷癖の次男ヒッチハイカーで、右にいるのがお馴染みレザーフェイスこと末っ子のババ・ソーヤーである。ちなみに写真ではわからないが、グランマことミイラ化した母親がいる。

 

いかがだろうか?屋敷内の風景や食卓の形、また家族構成などのディテールは厳密には微妙に違うのだが、完全にこのシーンに違いないと感じるのがぼくだけではないからこそ、ちょっとした話題になっているのだろうけれどね。

悪く言えば“パクリ”だという声もあるし、良く言えばオマージュかもしれない。あるいは制作サイドが、あえて話題性を生むために仕組んだプロモーション戦略の一環だという可能性も否定はできないし、もしかしたらこの“ベイカー”一家は作品全体から言えば単なる導入にしか過ぎないからこそ、起爆剤としての『悪魔のいけにえ』トリビュートとしてバレバレに分かりやすく、かつ効果的にパクリ演出されているのかもしれない。

正直に言えばぼく自身は、『悪魔のいけにえ』パクリ疑惑で瞬間的には大いに萎えたのだが…、それでもやはり気になってしまうのが、長年の『バイオハザード』愛好者としての悲しい性、ちなみにナンバリング上の前作である『バイオハザード6』に関しては、あまりにも評判が悪かったためプレイしていないので、そのこともあって最新作には大いに期待している部分もある。

まあ、すべてはリリース後にプレイした多くの人々の目の前で、その恐怖と共に明らかになってゆくことだろうと思う。

というわけで、本作品に対応したハードを所持していないぼくとしては、まずは前述の「お前も家族だ!」キャンペーンに参加してPS4を手に入れ、さらに『狂怖の館』もプレイしてPlayStation®VRも手に入れなければならないな!と考えている発売直前である…。

Eyecatch Image:http://www.capcom.co.jp/biohazard7/family/

©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

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MujinaMujina Tsukishiro

普段はあまり摂取しないコーヒーとドーナツを、無駄に欲してしまう今日この頃。You know, this is - excuse me - a damn fine cup of coffee.

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