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『ブラック・フォン』新映像、「死者からの電話」で密室から抜け出せ ─ イーサン・ホークが殺人鬼役、立ち向かう少年と妹の絆にも注目

ブラック・フォン
© 2021 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

『ドクター・ストレンジ』(2016)『エミリー・ローズ』(2005)『フッテージ』(2012)などのスコット・デリクソン監督、ジェイソン・ブラムがプロデュースするホラー『ブラック・フォン』が、2022年7月1日(金)より日本公開される。この度、スティーヴン・キングの息子、ジョー・ヒルの名短編『黒電話』を原作とした注目作より、新映像が到着した。

舞台は、子供の連続失踪事件が起きているコロラド州のとある町。気が小さく独り立ちできない少年フィニー(メイソン・テムズ)は、ある日の学校の帰り道、マジシャンだという黒風船を持った男(イーサン・ホーク)に出くわす。「マジック見るかい?」の一言を発したかと思うと、フィニーは黒いバンに無理やり押し込まれ、気が付いた時には地下室に閉じ込められていた。

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壁に囲まれたその部屋には、鍵のかかった扉と鉄格子の窓、そして“断線している黒電話”。しかし、その断線しているはずの電話のベルが突如鳴り響く。それは、この部屋の恐怖と真実を知る“死者からのメッセージ”だった。一方、妹のグウェン(マデリーン・マックグロウ)は兄の失踪に関する不思議な予知夢を見たという。夢の記憶を頼りに、必死に兄の行方を探し始める。

公開された映像では、地下室に監禁されたフィニーが鳴り響く黒電話を手に殺人⻤・グラバーと対峙する恐ろしい光景が映し出される。“死者からのメッセージ”を聞いたフィニーは、手探りで地下室を探り始めるのだが……。

ブラック・フォン
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本作の物語はホーク演じる殺人⻤・グラバーに攫われ、地下室に監禁される少年・フィニーの視点で語られる。地下室というほぼワンシチュエーションで物語を牽引し、観る者をスクリーンに釘付けにする見事な演技を披露したフィニー役のメイソンは、本作でスクリーンデビューを飾った超新星だ。

多くの子供たちの中からオーディションで選ばれたメイソンは、デリクソン監督がフィニーというキャラクターに望んだテーマを完璧に叶えていた。そのテーマというのが、“観客の感情に強く訴えること”。デリクソン監督は、「彼が抱いたのと同じ恐怖を観客に感じてもらいたい、という思いで一杯でした。大勢の子どもたちをオーディションに呼んで幸運にもメイソンを見つけたんです。彼は、繊細なニュアンスに満ちた、力強くて高度なパフォーマンスを作品にもたらしてくれています」とメイソンのスクリーンデビューを絶賛している。

グラバー役を演じたホークもまた、「この映画は、フィニーを演じる若い俳優の肩にかかっています」 と明かすほど、メイソンは重要な役を演じた切ったのである。

メイソン自身はというと、「脚本を読むまではホラー映画だってことしか知りませんでした。脚本を読んでみたら違っていたんです。クールで奥が深いんですよ。僕はフィニーと強く結ばれているように感じました。彼に共感を覚えたんです。誰もがフィニーを応援したくなるでしょう」とタフなコメントを明かしている。ホークとの共演については、「初めてマスクを見たとき、ちょっと凍りついてしまったんです。そしたらイーサンが言ってくれたんです。“大丈夫か、相棒?”って。彼のことを俳優としていつも尊敬しています。イーサンの演技を見ることは最高の経験になりましたよ」と劇中のフィニー同様、芯のある強さを感じさせる様子で撮影を振り返っている。

ブラック・フォン
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そんなメイソン演じるフィニーの妹・グウェンに扮したのは、『アントマン&ワスプ』(2018)でハツラツとした演技を披露したマデリーン・マックグロウ。フィニーにとって親友でもあるグウェンには予知夢を見る不思議な力があり、兄の失踪に関する夢を頼りに、兄を救うべく勇敢に行動していく。

このフィニーとグウェンの関係には、イーサンも太刀打ちできなかったようで、デリクソン監督は「イーサンに完成した映画を見せたとき、彼は非常に力強い、極めて個人的なリアクションをしてくれました。(イーサンは)サスペンスに満ち溢れていてゾッとするけれど、全てが愛の視点で描かれていると言ってくれたんです。この作品について言われた言葉で恐らくこれが一番嬉しかったですね」と明かしている。

子どもの誘拐や連続殺人を扱った映画では、被害者である子どもを救うのは勇気ある衝動にかられた大人たちが多い。しかし『ブラック・フォン』では、フィニー自身、そしてグウェンが壮絶な恐怖から兄を救うべく行動を起こす。想像を絶する凶悪な出来事を耐え抜く兄妹の絆の強さに胸を打たれること間違いなしだ。

映画『ブラック・フォン』は、2022年7月1日(金)より全国公開。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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