『ブラックフォン 2』2025年11月日本公開決定 ─ イーサン・ホークの殺人鬼再来、あの黒電話が再び鳴る

イーサン・ホークがサイコキラーを快演したブラムハウスの恐怖映画『ブラック・フォン』(2022)の続編が、邦題『ブラックフォン 2』として2025年11月21日より日本公開となることがわかった。日本版予告編が届いている。
前作の舞台は子供の連続失踪事件が多発するコロラド州の町。断線した黒電話に届く「死者からのメッセージ」を頼りに、監禁されたひとりの少年が連続殺人鬼の家から脱出に挑む。前作は少年フィニー(メイソン・テムズ)が、手品師を装い声をかけてきた連続殺人鬼グラバー(イーサン・ホーク)に誘拐されたことから始まる。固く閉ざされた地下室に監禁され、そこにあるのは古びたマットレスと、断線した黒電話のみ。突如として鳴り響いた電話から聞こえる声は、これまでにグラバーに惨殺された少年たちからのメッセージだった。
彼らが伝える言葉を頼りに、フィニーが命がけの脱出を試みる一方、兄の危機を予知夢で知った妹のグウェン(マデリーン・マックグロウ)もまた、その不思議な力を頼りに必死に兄の居場所を探していた。「死者たちのメッセージ」と妹の予知夢を力に変えたフィニーは死闘の末グラバーを地獄へ葬り、固獄の地下室からのただ一人の生還者となった。
グラバーの死をもって惨劇は幕を閉じたかに思われたが、むしろ死は始まりに過ぎなかった。事件から4年後、兄妹たちの前に黒電話が再び鳴り響く。
今もあの地下室のトラウマに苦しむ17歳になったフィニーと、意志の強い少女へと成長した15歳になった妹のグウェン。夜な夜な3人の子どもが殺される悪夢を見るグウェンの説得で、現場となったウィンターキャンプの地へ向かった彼らが突き止めたのは、グラバーと自分たちの家族を結びつける、あまりにもおぞましい真実だった。死してより強力になった最恐のサイコキラーに、フィニーとグウェンの兄妹はどのようにたち向かうのか。
観る者の背筋が凍りつく殺人鬼グラバーには、4度のアカデミー賞ノミネートを誇る名優イーサン・ホークが再び演じる。前作でのキャリア史上最も邪悪で不気味で狂気じみた怪演は記憶に新しく、本作では死を超越したサイコキラーとして、サイキック兄妹の前に立ちはだかる。
グラバーに立ち向かうフィニーは、大人気名作アニメーションシリーズの実写化映画『ヒックとドラゴン』(2025)の主人公ヒック役を射止め、『Regretting You(原題)』(2025、日本公開未定)など立て続けに主演作が公開されるメイソン・テムズ。フィニーの妹・グウェン役は、「死霊館」ユニバースの『ラ・ヨローナ~泣く女~』(2019)の主人公の娘エイプリル役やディズニー&ピクサー『トイ・ストーリー4』(2019)ボニーの声を担当したマデリーン・マックグロウがそれぞれ続投する。
脇を固めるキャストには、『明日を継ぐために』(2011)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートを果たしたデミアン・ビチル、ジェイソン・ステイサム主演『ワーキングマン』(2026)への出演が決定しているアリアンナ・リヴァス。フィニーとグウェンの父親役は前作に引き続き再びジェレミー・デイビスが演じる。
脚本・監督は『エミリー・ローズ』(2006)、 『フッテージ』(2012)、『ドクター・ストレンジ』(2016)で知られるスコット・デリクソン。製作には、『ゲット・アウト』(2017)『透明人間』(2020)『M3GAN/ミーガン』(2023)など、時代を象徴するホラー作品を次々と世に送り出してきたブラムハウス・プロダクションズの創設者ジェイソン・ブラム。共同脚本・製作にC. ロバート・カーギル。キャラクター原案・原作は、スティーヴン・キングの息子である小説家ジョー・ヒル。

『ブラックフォン 2』は2025年11月21日、日本公開。
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