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オーランド・ブルーム、『パイレーツ・オブ・カリビアン』ウィル・ターナー役の再演に熱意

オーランド・ブルーム「東京コミコン2019」
©THE RIVER

パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのウィル・ターナー役で知られているオーランド・ブルームは、もう一度同キャラクターを演じてみたいと願っているようだ。米Paradeに明かした。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは、18世紀のカリブ海を舞台にジャック・スパロウ船長(ジョニー・デップ)をはじめとする海賊たちを描いた物語。宝物の欲に目をくらましたスパロウ、ヘクター・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)、デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)らによる、船上と水中での熱き戦いが見どころの作品だ。スパロウと共に旅をするのが、ブルーム演じる剣士・ターナーである。

ターナーは同シリーズ最初の3作品、パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003)、『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(2006)、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007)でスパロウと共に活躍したが、『ワールド・エンド』のラストで10年に1度しか陸に上がれない呪いにかかってしまう。そのため、第4作パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)には登場しなかった。第5作パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017)では、長年の呪いから解放されて久々に復活した。

「これまで演じてきたキャラクターの中で、また演じられるとしたらどの役を選びますか?」と聞かれたブルームは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのレゴラス役と共にウィル・ターナーの名を挙げている。『ホビット』シリーズでレゴラスを十年ぶりに演じられたように、ウィルもまた再演したいと考えているようだ。

「ウィルは最高です。あんなに真面目だった彼が、現在どうなったかも見てみたい。海底のウィルがどう浮上してきて、どんな感じになっているのかというのも見られたら面白そうですよね。」

現在『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズには2つの新作企画がある。ひとつはDC映画のハーレイ・クイン役などでお馴染みのマーゴット・ロビーを主演に据えた女性版リブート。シリーズのプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーも製作を務めながら、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』クリスティーナ・ホドソンが脚本を執筆するというものだ。その後、状況は二転三転していたが、企画自体は今も存続している様子。

もうひとつの企画は、若手キャストを主役に据えたものだ。ブラッカイマーはこの企画について「実現に近づいている」と明かしており、現時点でこちらの方が実現可能性は高い模様。当然、ファンはどういった人物が主人公になるのか、誰が主演を務めるのか、過去シリーズといかなる関連性を持つのか、そしてスパロウ役のデップは復帰できるのかを気にするだろう。

『最後の海賊』のエンドクレジットシーンでは、ターナーと妻エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)が眠る寝室に宿敵ジョーンズの影が映っており、続編を匂わせる演出があった。もしも新作が製作されるのなら、ターナーが再登場できる余地は十分あるだろう。

ブルームの最新出演作は、新作サイコスリラー映画『The Cut(原題)』。演じるのは、チャンピオンシップのタイトル獲得を目指して闘うべく引退を撤回したボクサー役。限界を知らないコーチとともに過酷な未認可の減量プログラムに臨むが、やがて手に負えない状況に陥り、現実や愛する人々から引き離されていくという物語だ。同作は2023年夏よりネバダ州にて撮影予定。

Source:Parade
Text:山野井俊、中谷直登

Writer

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山野井 俊Shun Yamanoi

THE RIVER編集部員。東京都出身。幼少期を海外にて、約14年間過ごす。某ライフスタイルメディアを経て、THE RIVER編集部に加わる。これまで、主に記事執筆やインタビュー取材などを担当してきた。さまざまなジャンルをこよなく愛する、大の映画好き。

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