米ディズニーCEO、ボブ・アイガー氏が退任 ─ 会長職は残留、「クリエイティブな部分に時間を費やしたい」

2020年2月25日(米国時間)、ウォルト・ディズニー・カンパニーの会長兼CEOを務めてきたボブ・アイガー氏がCEOの座を退任。新任者として、テーマパーク事業などを統括してきたボブ・チャペック氏が就任した。米Varietyなど複数のメディアが報じている。
アイガー氏はディズニーとの契約が終了する2021年12月31日まで会長職には残留し、引き続きディズニーの「創造的な取り組み」を指揮していく方針だ。ただしCEOの職は2月25日付でチャペック氏に引き継がれており、チャペック氏はアイガー氏と取締役会に報告する形で職務にあたるという。
発表にあたり、アイガー氏は以下の声明を発表している。
「ディズニーの消費者直結型ビジネス(編注:Disney+を指す)が見事な滑り出しを見せ、21世紀フォックスとの事業統合も順調に進行している現在こそ、新たなCEOに以降するにふさわしいタイミングだと考えました。私はボブ(・チャペック)に絶大の信頼を寄せていますし、今後の22ヶ月間、彼と密接に仕事ができることを楽しみにしています。彼が新たな役職を引き受け、ディズニーによる世界的なビジネスと取り組みを探究していく中、私も弊社の創造的な取り組みに焦点を合わせてまいります。」
またアイガー氏は、投資家向け収支報告会にて「資産基盤が安定し、基本的な戦略が整ったことを受けて、できるかぎりビジネスのクリエイティブな部分に時間を費やすべきだと考えました」とも述べたと伝えられている。「2021年末に会社を去る前に達成したいことを考えた時に、すべてを創造的に正しくすることが一番の目標だと思ったのです。今回の決定について、その必要性を感じた以上に、なんらかの理由で(決定が)早まったことはありません」。
なお、新任者のチャペック氏もCEO就任にあたって以下の声明を発表した。
「世界最大の企業のCEO職をお引き受けすること、極めて優秀で献身的なキャストたちと従業員を率いていくことを、大変光栄に、そしてありがたく思います。ボブ・アイガーはディズニーを、最も評価され、最も成功したメディア&エンターテイメント企業に育ててきました。彼が率いるチームのメンバーとして、最前列で楽しませてもらってきたことは私の幸運でした。優れた創造と技術革新、世界的展開に、彼がいかなる貢献を果たしてきたかをみなさんにお伝えします。そして私は、こうした戦術的な軸をさらに推し進めてまいります。我々がこれまで達成してきたことのすべては、さらに創造的なストーリーテリング、大胆な革新、そして思慮深くリスクを選ぶための確固たる基盤なのです。」
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Source: Variety