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「ボバ・フェット」チャプター2の撮影監督、名作を残してきたアノ巨匠だった

ボバ・フェット/The Book of Boba Fett
(C)2021 Lucasfilm Ltd.

『スター・ウォーズ』シリーズの新ドラマ「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」には、「マンダロリアン」(2019-)に続いてデイヴ・フィローニ&ジョン・ファヴロー、ロバート・ロドリゲスといった主要製作陣が続投した。撮影監督にも、「マンダロリアン」で1話分を担当したデヴィッド・クラインや、新シリーズ「オビ=ワン・ケノービ(原題)」に携わるポール・D・ヒューゲンが起用されたが、配信開始となったチャプター2では、あの巨匠が参加していたとして話題になっている。

チャプター2では、“現在”を描く物語と並行して、ボバ・フェットとタトゥイーンの土着民タスケン・レイダーの過去に迫る回想シーンの続きが描かれた。部族の仲間として認められつつあったボバは、突如タスケンたちを急襲してきた敵を撃退すべく、部族を率いていく。

大きなアクションシークエンスも登場したチャプター2で撮影監督を務めた人物は、エンドクレジットで判明。その人物とは、『ザ・フォッグ』(1980)や『ニューヨーク1997』(1981)『遊星からの物体X』(1982)などのジョン・カーペンター監督作品で知られる巨匠、ディーン・カンディだった。このほか、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『ジュラシック・パーク』(1993)といった名作を手がけてきた人物としても知られる。

カンディの参加は、2021年6月に米American Cinematographerの記事内で判明していたが、大々的に報じられることはなかった。御年75歳のカンディといえば、近年の活動は短編映画と長編映画に注力しているようで、ドラマ作品を手掛けるのは2005年の「ザ・ホワイトハウス」シーズン6以来、実に16年ぶりとなった。

「ボバ・フェット」にカンディが参加した経緯は明らかになっていないが、ボバの幻覚症状を演出する場面や列車でのスリリングなアクションシークエンスなど、巨匠の熟達ぶりを思わせる箇所は多々あった。今後、カンディの起用に至った裏話が明かされることにも期待したい。なお、カンディはチャプター4でも撮影監督を務めている。

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Source: American Cinematographer,IMDb

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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