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『スター・ウォーズ』ボバ・フェットのスピンオフ企画が再始動?映画情報サイトに気になる動き

映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が世界的にヒットを収めるなか、『スター・ウォーズ』のアナザー・ストーリー作品としてボバ・フェット主役の映画が再始動する気配をみせている。

アメリカ・カナダのエンターテイメント・サイト“My Entertainment World”が、今後製作される映画として、「アンタイトルド(無題)・ボバ・フェット・スター・ウォーズ・アンソロジー・フィルム」なる作品を日本時間の本日早朝(12月25日午前2時頃)に追加したのである。このタイミングで、なぜ「ボバ・フェット」が追加されるのだろう?

一度頓挫していた『ボバ・フェット』

かつてルーカスフィルムは、ボバ・フェットを主人公とした単独作品を、『ローグ・ワン』に始まった“アナザー・ストーリー”のひとつとして企画していた。監督には、当時『クロニクル』が高く評価された注目株ジョシュ・トランクが起用された。脚本は『エピソード5/帝国の逆襲』『エピソード6/ジェダイの帰還』『フォースの覚醒』を執筆したローレンス・カスダンが担当していたという(カスダンは『ハン・ソロ(仮題)』の脚本も執筆)。

2015年、ルーカスフィルムは「スター・ウォーズ・セレブレーション」で『ボバ・フェット』の速報映像を公開し、製作を正式にアナウンスする予定だったようだ。しかし、トランクが『ファンタスティック・フォー』リブート版の製作中にトラブルを起こしたことに加え、発表直前にジョシュ・トランクとルーカスフィルムが決裂。プロジェクトは一旦お蔵入りになってしまったのである。

『ボバ・フェット』再起動なるか

今回、“My Entertainment World”に掲載されたデータは以下の通りだ。この情報が正しければ、ルーカスフィルムは『ボバ・フェット』の再起動を計画していることになる。

(2016年12月25日午後13時現在) http://myentertainmentworld.com/feature-films/
(2016年12月25日午後13時現在) http://myentertainmentworld.com/feature-films/

この情報によれば、「アンタイトルド・ボバ・フェット~」の撮影はロンドンで行われる予定で、公開時期は未定だという。また、ストーリーとして以下の記述が確認できる。

「銀河系でもっとも悪名高い賞金稼ぎのオリジン・ストーリー。マンダロリアンの戦士ボバ・フェットは、父親代わりのジャンゴ・フェットに鍛えられ、銀河系を股にかける悪名高い賞金稼ぎとなった。」

そもそもボバ・フェットといえば、『エピソード5/帝国の逆襲』『エピソード6/ジェダイの帰還』に登場し、異様なまでの人気を獲得したキャラクターだ。『エピソード2/クローンの攻撃』でバックストーリーが補完されたのに加えて、ボバ・フェット主役の映画が実現すれば、きっと彼はより深みを増したキャラクターに成長することだろう。

もっとも、今後の『スター・ウォーズ』シリーズは、『エピソード8』『ハン・ソロ』『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(すべて仮題)と新作が毎年封切られるスケジュールだ。おそらく「アンタイトルド・ボバ・フェット~」は、最速で『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』以降の製作・公開となるはずだ。実現するにせよしないにせよ、続報が楽しみである。

sources: http://omegaunderground.com/2016/12/24/boba-fett-movie-seemingly-revived-next-standalone/
http://myentertainmentworld.com/feature-films/ [2016/12/25閲覧] http://ew.com/article/2016/11/22/rogue-one-lucasfilm-new-star-wars-movies/
http://www.slashfilm.com/star-wars-bits-boba-fett-spin-off-written-by-lawrence-kasdan-plus-ralph-mcquarrie-the-inquisitor-and-rose-parade/
Eyecatch Image: http://starwars.wikia.com/wiki/File:Young_Fett.jpg http://starwars.wikia.com/wiki/File:Rogue_One_Logo.png (remixed by THE RIVER)
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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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