『スリー・ビルボード』監督最新作『イニシェリン島の精霊』1月27日公開決定 ─ ヴェネチア国際映画祭で脚本賞・男優賞受賞

『スリー・ビルボード』(2017)マーティン・マクドナー監督の最新作、サーチライト・ピクチャーズ製作『イニシェリン島の精霊』が、第79回ヴェネチア国際映画祭にて男優賞(コリン・ファレル)・脚本賞(マーティン・マクドナー)を受賞。このたび、日本公開日が2023年1月27日(金)に決定した。
ヴェネチア国際映画祭・脚本賞、トロント国際映画祭・観客賞のほか、フランシス・マクドーマンドがアカデミー主演女優賞に輝いた『スリー・ビルボード』から約5年。映画界・演劇界を牽引する鬼才の最新作は、才気に満ちた台詞の応酬によって喜劇と悲劇の狭間を揺れ、突然のクライマックスに震撼する、まさしく“マクドナー印”の会心作。ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門におけるワールドプレミアでは15分のスタンディング・オベーションで大喝采を浴び、世界の有力紙で軒並みの高評価を獲得。米Rotten Tomatoesでは100%フレッシュを記録している(本記事現在)。

本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島・イニシェリン島。島民全員が顔見知りという小さい平和な島で、気のいい男・パードリックは、長年友情を育んできたはずの友人・コルムから突然の絶縁を告げられる。理由もわからず動揺を隠せないパードリックは、賢明な妹・シボーンや風変わりな隣人・ドミニクの力を借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上関わると自分の指を切り落とす」と言い渡された。そして、美しい海と空に囲まれた島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立つ。その先には、誰も想像できない衝撃の結末が待っていた。
パードリック役は、数々の名匠や気鋭に愛され続ける俳優コリン・ファレル。マクドナー監督とは『ヒットマンズ・レクイエム』(2008)『セブン・サイコパス』(2012)に続いて3度目のタッグとなる。また、コルム役は『ヒットマンズ・レクイエム』でファレル&マクドナー監督と組んだブレンダン・グリーソン。さらに唯一無二の存在感を持つ『エターナルズ』(2021)のバリー・コーガン、『スリー・ビルボード』のケリー・コンドンらが出演する。
なお本作は日本での劇場公開に先駆け、2022年10月24日(月)開幕の第35回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門にてジャパンプレミア上映が決定。いち早く全貌を知りたい方は、ぜひこちらもチェックしてみては。
映画『イニシェリン島の精霊』は2023年1月27日(金)TOHOシネマズ シャンテほかロードショー。