「バフィー 〜恋する十字架〜」続編決定、『エターナルズ』クロエ・ジャオ監督が参戦

カルト人気ドラマ「バフィー 〜恋する十字架〜」(1997-2003)の続編シリーズが、米Huluでパイロット版の制作が進められていることがわかった。『エターナルズ』(2021)などのクロエ・ジャオ監督が参加し、オリジナル版で主演を務めたサラ・ミシェル・ゲラーが出演交渉中だという。米Varietyなどが報じている。
1992年の同名映画をテレビシリーズ化した「バフィー 〜恋する十字架〜」は、女子高生のバフィーが吸血鬼や悪霊と戦う姿を描いた学園ホラー。巧みなストーリーラインや学園モノ・ホラー・コメディの融合、ウィットに富んだ脚本などが高く評価され、米メディアによる「オール・タイム・ベスト」に選出されることも多い名作だ。
後の『アベンジャーズ』(2012)ジョス・ウェドン製作の同シリーズからはスピンオフドラマ「エンジェル」(1994-2004)やコミック版も展開されている。日本でもCS・地上波で放映され、現在ディズニープラスで「吸血キラー/聖少女バフィー」として配信中。
Varietyの情報筋によると、ゲラーは再演に向けて最終交渉中とのこと。ただし、続編では新たなヴァンパイア・スレイヤーに焦点が当てられるため、ゲラーは主役を務めるわけではなく「レギュラー出演する予定」と伝えられている。
監督は、『ノマドランド』(2020)でアカデミー賞を受賞し、『エターナルズ』の監督・脚本家でも知られるクロエ・ジャオ。ショーランナー・脚本は、「ポーカー・フェイス」や「エージェント・オブ・シールド」、「SUITS」などの人気ドラマに携わってきた脚本家の姉妹ノラ・ザッカーマン&リラ・ザッカーマンが担当。製作総指揮にはノラ&リラ、ジャオ、ゲラー、そして本家「バフィー」よりゲイル・バーマン、葛井克亮、フラン・ルーベル・クズイ、ドリー・パートンが名を連ねている。
ちなみに、ゲラーは元々バフィー役の再演に興味を示していなかったが、現在出演中の「デクスター:オリジナル・シン」や、「AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章」といったリブートの成功例を見て、完璧な物語を新たに語る「方法があると気づいて」、再演を前向きに捉えるようになったという。いまだにカルト的人気を誇る「バフィー」は、一体どのような形で蘇るのか?
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Source:Variety, The Hollywood Reporter