【ネタバレ】『ブレット・トレイン』キアヌ・リーブスがカメオ出演する可能性があった ─「夢の配役」と監督が語る役柄は

伊坂幸太郎による小説『マリアビートル』が、『ブレット・トレイン』としてハリウッド映画化された。2022年9月1日よりついに日本公開された本作に、『ジョン・ウィック』『マトリックス』シリーズなどのキアヌ・リーブスがカメオ出演する可能性があったという。
この記事には、『ブレット・トレイン』のネタバレが含まれています。
世界一運の悪い殺し屋レディバグは、とあるブリーフケースを東京発の超高速列車「ゆかり号」で盗み、次の駅で降りるだけの任務を与えられていた。簡単な仕事のはずだったが、レディバグは次から次へと乗ってくる身に覚えのない殺し屋たちに命を狙われてしまい、予期せぬ戦いに身を投じていく……。
いつも面倒に巻き込まれ、自分とは無関係な人の死に遭遇してしまう“破壊的”な悪運の持ち主・レディバグ。しばらく最前線を離れていた彼が、ようやく仕事復帰にこぎつけられたのは、セラピストのバリーのおかげ。彼の治療と助言を受け、レディバグは東京駅に向かい、車内でのさらなる不運にも対処するのである。残念ながら劇中には姿を見せないバリーだが、このキャラクターこそキアヌ・リーブスが演じる可能性のあった役だという。
こう説明するのは、本作で監督を務めたデヴィッド・リーチとプロデューサーのケリー・マコーミックだ。米Entertainment Weeklyによると、本作のプレビュー・スクリーニングにて、マコーミックが「バリーが登場する場面を用意していたことがありました」と明かしている。同席していたリーチ監督は、「キアヌが夢の配役でした。実現したら最高だったと思いませんか?」と付け加えている。
どんなシーンが構想されていたのかは定かでないが、ゆかり号にバリーが乗ってくることは物語上難しいため、バリーは回想シーンか、もしくはレディバグの想像の中で登場していたことだろう。キアヌふんするセラピストのバリーに、ブラッド演じるレディバグが癒やされるような展開があったのかどうか。あるいは、サンドラ・ブロックとキアヌの再共演が実現していたのかも……?
ちなみに、キアヌは『ジョン・ウィック』(2014)でリーチ監督とタッグを組んでいるほか、サンドラ主演の『ザ・ロストシティ』(2022)ではブラッドが演じた役柄の候補に検討されていたこともある。もし実現していたら、さまざまな縁(ゆかり)がここで再び形になっていたはずだ。
映画『ブレット・トレイン』は公開中。
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TEXT: MINAMI, 稲垣 貴俊 Source: Entertainment Weekly