【ネタバレ】『ブレット・トレイン』あのカメオ俳優、某映画での恩返しとして出演 ─「ほぼ同じ長さを目標にした」とプロデューサー

この記事には、『ブレット・トレイン』のネタバレが含まれています。
ライアン・レイルズ、2秒間だけ出演
『ブレット・トレイン』の主人公は、破壊的に運の悪い殺し屋であるレディバグ(ブラッド・ピット)。とあるブリーフケースを東京発の超高速列車「ゆかり号」で盗み、次の駅で降りるだけの簡単な任務を与えられていた。しかし、レディバグは次から次へと乗ってくる身に覚えのない殺し屋たちに命を狙われることになり、予期せぬ戦いに巻き込まれてしまう。
「ゆかり号」の車内で乗り合わせた暗殺者たち。それは決して偶然が重なって起きたものではなく、世界最大の犯罪組織を率いる冷酷非道なホワイト・デス(マイケル・シャノン)が、自らの復讐を果たすべく計画通りに導いたものだった。それぞれの暗殺者たちは、いずれもホワイト・デスの妻の死に何らかの形で関わっていたのである。
まとめて暗殺者たちを葬り去ろうとしていた黒幕のホワイト・デス。ところが肝心の妻を殺した男であるカーバーは、この車内には乗って来なかった。彼は病欠で任務を引き受けることができず、レディバグが代わりに任務を遂行する格好となっていた。レディバグはまたしても運が悪く、関係のない事件に巻き込まれてしまっていたわけだ。
全ての引き金であった暗殺者のカーバー、その素顔は本編で一瞬だけ登場して観客にサプライズをもたらした。わずか数秒の出演に応じたのは、『デッドプール』シリーズなどでおなじみのライアン・レイノルズだ。IndieWireのインタビューにてプロデューサーのケリー・マコーミックが、「『デッドプール2』(2018)にブラッド(・ピット)が2秒間出演してくれたので、それの恩返しです」と、レイノルズをキャスティングに至った背景を説明。「ほぼ全く同じ長さであることが目標でした」と、一瞬だけの登場にした理由も明かしている。
自らも恩返しを望んでいたというレイノルズだが、『ブレット・トレイン』の撮影が行われている同時期には、『アダム&アダム』(2022)の撮影に参加している最中だった。マコーミックいわく、レイノルズはそのセットからリモートで撮影したという。「スーツとヘルメットを送って、彼に選んでもらいました。それで彼らが撮影したものを送ってもらい、“このバージョンでやってみてください”と言ったり、アドバイスを出したりなど指示を行ったんですよ」。
タッグを組みたくとも、互いに忙しく予定が噛み合わなかったレイノルズとメガホンをとったデヴィッド・リーチ監督。リモートでありながらも、『デッドプール2』『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2018)につづいてふたりは再び仕事を共にすることになったのである。
『ブレット・トレイン』は公開中。
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Source:IndieWire