ドラマ「デアデビル」ブルズアイ役俳優、キャプテン・アメリカ役に決まりかけていた ― 「人生で一番興奮したし、一番落ち込んだ」

Netflixオリジナルシリーズ「Marvel デアデビル」シーズン3では、コミックの人気ヴィランであるブルズアイがついに登場する。ベン・アフレック主演の映画版『デアデビル』(2003)ではコリン・ファレルが演じたキャラクターだ。
本シリーズでブルズアイことベンジャミン・“デックス”・ポインデクスター役を演じたのは、ドラマ「ハート・オブ・ディクシー ドクターハートの診療日記」(2011-2015)などのウィルソン・ベセル。なんと、映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)のオーディションでキャプテン・アメリカ役を射止めかけていた人物だという。

米Comicbook.comのインタビューで、ウィルソンはキャプテン・アメリカ役のオーディションを受けた経験について「人生で一番興奮した時間だったと思いますし、実らなかった時は人生で一番落ち込みました。両方です」と振り返っている。
「今(2018年)から8年前ですね。キャプテン・アメリカのスーツを着て、いろんなことをしましたよ。マーベルで、ほかの候補者と一緒に撮影テストをしました。ほかの候補者がみんな解放されてから、ジョー・ジョンストン(『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』監督)と役柄の話をして、ストーリーボード(絵コンテ)も見せてもらったんです。本当に役をつかめるかもしれないと思った、あの時間は本当にヤバかったですね。実際にその1ヶ月後、誕生日に2回目の撮影テストをして。」
ところが、事態はウィルソンが希望する通りには進まなかった。その数日後、キャプテン・アメリカ役をクリス・エヴァンスが演じることが発表されたのだ。
「正直、あの時がプロとしてのキャリアで一番つらかったです。そのことにしばらく振り回されてしまって。でも僕は、物事はそうなるべくしてなるんだと強く信じているんですよ。明らかにクリス(・エヴァンス)は素晴らしい仕事をしていたし、それに僕の人生は――アベンジャーズを率いることはできませんでしたが――別の方向で豊かなもの、やりがいのあるものになっています。なので、あのことを嘆くのに時間をかけてはいられないですね。」
そしてウィルソンは、キャプテン・アメリカ役にこそ選ばれなかったものの、ブルズアイ役としてマーベル・コミックの世界に足を踏み入れることとなった。しかも本シリーズのブルズアイには、とあるスーツを着用する展開が用意されているのである。
「ある意味で物事が一周して、僕はまだスーツを着た男を演じられている。すごくエキサイティングですよ。」
Netflixオリジナルシリーズ「Marvel デアデビル」シーズン1~3は全世界独占配信中。ウィルソン・デセルが演じる新たなブルズアイ、その魅力をじっくりと楽しんでほしい。
Netflixオリジナルシリーズ「Marvel デアデビル」配信ページ:https://www.netflix.com/title/80018294
Source: Comicbook.com