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『スター・ウォーズ』C-3PO役俳優、ジャー・ジャー・ビンクスは「私の趣味じゃない」

映画『スター・ウォーズ』シリーズの“プリクエル3部作”は、1999年『エピソード1/ファントム・メナス』(1999)から始まった。この作品からスクリーンに登場し、シリーズのファンから多くの不興を買ったのがジャー・ジャー・ビンクスだ。不評の一方でときに熱狂的なファンを持つこのキャラクターを、シリーズの大御所俳優はどう捉えているのか……。

先日カナダにて開催されたコンベンション・イベント「ファン・エキスポ2017」に、人気アンドロイドC-3POを演じているアンソニー・ダニエルズが登場。そこでジャー・ジャー・ファンからの質問を受けたアンソニーは、非常に丁寧に答えつつも「私には趣味じゃない」と答えたのだった。

C-3POはジャー・ジャー・ビンクスをどう見たか

『ファントム・メナス』での初登場以降、『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』をはじめとしたアニメーションやゲームでもジャー・ジャー・ビンクスの声優を務めているのは、パフォーマンス・グループ「ストンプ」の元メンバーであるアーメド・ベストだ。ジャー・ジャーのことはさておき、アンソニーはアーメドの実力をとても高く評価しているようである。

「ジョージ・ルーカスはジャー・ジャー・ビンクスを生み出し、アーメド・ベストという俳優を雇ったんだ。すばらしい俳優だよ、すごく動けるし、とても独創的な発想をする。高い知性の持ち主なんだ。」

そんなアーメドがジャー・ジャー役にキャスティングされたきっかけは、ジョージ・ルーカスの息子であるジェット(当時10歳)が、舞台上でのアーメドのパフォーマンスに感動したことだったという。しかしそうした能力と、演じたジャー・ジャーに対する評価は悲しくも一致しなかったようで……。

ジャー・ジャーは私の趣味じゃない。イウォークみたいなものだよ。私にもそんな時代はあったけど、10歳、11歳、8歳の子はジャー・ジャーが大好きになる。すごく良いことだったと思うよ。だからアーメド・ベストのことをすごく尊敬するんだ。彼はあの役でとても悪い評判を受けてしまったし、ジャー・ジャーは私の趣味ではないけどね。」

『ファントム・メナス』で厳しく批判されたジャー・ジャーは、のちに製作された『エピソード2/クローンの攻撃』(2002)や『エピソード3/シスの復讐』(2005)では出番が大きく減らされることとなった。ちなみに一部のジャー・ジャー・ファンは、「C-3POも『帝国の逆襲』では相当イライラする役回り」であるとして「なぜオリジナル3部作のファンはジャー・ジャーほどC-3POを嫌わないの?」とコメントしている……。

Sources: http://www.space.ca/fan-expo-2017-c-3po-anthony-daniels-star-wars/
http://screenrant.com/star-wars-anthony-daniels-jar-jar-binks/

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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