ハビエル・バルデム主演で『ケープ・フィアー』ドラマ化 ─ スコセッシ&スピルバーグが製作総指揮

マーティン・スコセッシ&スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務める、Apple TV+のテレビシリーズ版『ケープ・フィアー』全10話の製作が正式決定したようだ。主演の1人として、『デューン 砂の惑星』シリーズなどのハビエル・バルデムの参加が発表された。
本作は、ジョン・D・マクドナルド著『ケープ・フィアー: 恐怖の岬』(文春文庫)を新たに映像化するサイコスリラー・ドラマ。ドラマ「チャッキー」(2021-2024)や「ハンニバル」シーズン3などのニック・アントスカがショーランナー・脚本・製作総指揮を担当し、製作総指揮としてスピルバーグ、スコセッシ、バルデムが名を連ねる。
公式のあらすじには、「幸せな結婚生活を送る弁護士夫婦アマンダ&スティーブ・ボーデンにもとに、過去に彼らを苦しめた凶悪犯マックス・ケイディ(バルデム)が刑務所から出所したことで嵐が吹き荒れる」と記されている。
原作小説は、1962年にJ・リー・トンプソン監督によって『恐怖の岬』として映画化され、1991年にスピルバーグ製作、スコセッシ監督で『ケープ・フィアー』としてリメイクされた。ストーカーのマックス役をロバート・デニーロが務め、その狂気に満ちた圧巻の演技で観客に強烈な印象を残している。
ドラマ版で主演を務めるバルデムは、コーエン兄弟監督の『ノーカントリー』(2007)や『デューン 砂の惑星』シリーズなどで広く知られている。前者ではアカデミー賞およびゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞し、『BIUTIFUL ビューティフル』(2010)や『007 スカイフォール』(2012)など多く映画で高い評価を得ている。直近ではライアン・マーフィー製作のNetflixドラマ「モンスターズ: メネンデス兄弟の物語」(2024)で主演を務めた。
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Source:Apple TV+