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「マンダロリアン」解雇のジーナ・カラーノ、ディズニー/ルーカスフィルムを訴訟 ─ イーロン・マスクのX社が支援

Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:SDCC_2015_-_Gina_Carano_%2819136144843%29.jpg

「今日は私にとって重要な日です。私は、ルーカスフィルムとディズニーに対し、訴えを起こします。

私は20年にわたって、キャリアをゼロから築いてきました。ディズニーのボブ・チャペック前CEO時代に、ルーカスフィルムはTwitter上で次のような声明を発表し、私を『マンダロリアン』から解雇しました:“ジーナ・カラーノは現在ルーカスフィルムに雇用されておらず、今後雇用されることもありません。とはいえ、文化的・宗教的アイデンティティに基づいて人々を抽象する彼女のソーシャルメディアへの投稿は、忌まわしく、容認できるものではありません。”

これほど真実からかけ離れていることはありません。真実は、私が投稿したもの全てから、私が“いいね!”をした全ての投稿に至るまで、私が当時の許容されるシナリオに沿っていなかったがために、追い詰められたということです。私の言葉は一貫して捻じ曲げられ、オルト右翼の過激派として悪人扱いされ、非人間扱いされました。私を黙らせて、破壊して、見せしめにすることを目的とした、いじめの中傷キャンペーンでした。

私は攻撃的な言葉を使ったことさえありません。示唆に富む引用、画像、ミームをシェアして、時には自分の言葉を用いました。攻撃的な言葉ではなく、尊敬のこもった、時には暗い時期を明るくするためのコメディの言葉も用いました。

私の投稿を自分の目で見て、自問して欲しいです。例えば、いったい私はどこで共和党員をホロコーストのユダヤ人と比較したのでしょうか?そんなことはしていません。なぜ彼らは私を差別主義者と呼んだのでしょうか?その裏に何かメリットや歴史でもあったのでしょうか?ないですよね。なぜ私は、『スター・ウォーズ』のドロイドの音を真似ただけで、トランスフォビア扱いされたのでしょうか? “Beep,  bop, boop”は、明らかにネット上の中傷者に向けたもので、トランスジェンダーの人々を否定するものでは決してありませんでした。

マスク着用やロックダウン、ワクチン強制についての私の質問は、このテーマを明るみに押し出すために行なっても良かったのでしょうか?あの当時、ハラスメントや検閲を受けることなく、私たちはこうした話題について公の場で議論できるべきだったでしょうか?もちろん、そうでしょう。

ハリウッドは女性のレプリゼンテーションと平等な権利を支持するといっています。それではなぜ、私の男性共演者たちはハラスメントや再教育、あるいは解雇を受けることなく発言することが許されていて、私には言論の自由を行使する同じ権利が与えられなかったのでしょうか?

アーティストとは、雇用契約を結ぶ際に、アメリカ市民としての権利を放棄するものではありません。解雇されて以来、私は全ての共演者と話をしましたが、私たちの間にあるのは気遣いと優しい言葉のみです。私は彼らの言論の自由を尊重しています。彼らの友人であるために、共に仕事をするために、全ての問題について同じ考え方をする必要はないと思っていますし、彼らも私に対して同じように考えていることを知っています。

数ヶ月前
@ElonMusk(編注:イーロン・マスク)
が、もしも言論の自由を行使したことでプラットフォーム(X)の利用を解雇されたとしたら、そのような人々に法的代理権を提供したいとツイートされていました。とても立派な申し出ですし、ルーカスフィルム/ディズニーに対する私の訴訟を誰かが引き受けてくれるだなんて、夢にも思っていませんでした。それでも私は、“申し込みをしたい”と返信をしました。何千人もの人が同意してくれました。でも、私は何も期待していませんでした。

驚くべきことに、数ヶ月前、私やその他多くの案件を担当するためにXから雇われた弁護士からメールが届いたのです。この数ヶ月、私は集められる限りの情報を送っていたのですが、私の現弁護士とXが、私のケースを心から信じてくれて、前進していたということが明らかになったのです。

深い感謝と御礼を
@ElonMusk

@X
に贈ります。私のケースを明るみに出す機会を与えてくれたことに。

私としては、最大の情熱であり、一生懸命捧げてきた全てであるストーリーテリングの創作と参加の旅を続けたい。世界で最も強力なエンターテインメント企業に嘘やレッテルを貼られたまま前に進むのは困難なことでした。このような力強い形で私を守ってくれる人が現れたことに感謝し、汚名を晴らすことを楽しみにしています。

私を支えてくれて、声を届けてくれた全ての人々に感謝します。あなた方ひとりひとりに神の祝福がありますように。

愛を込めて。

ジーナ・カラーノ」

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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