ケイト・ブランシェット、俳優業引退を検討中 ─ 「人生でやりたいことがたくさんあるから」

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『ブルージャスミン』(2013)『キャロル』(2015)などのケイト・ブランシェットが、俳優業引退を検討していることを明かした。
英Radio Timesのインタビューにて、ブランシェットは「ケイト・ブランシェット、女優です」と自己紹介したのち、「諦めかけているんですけどね」と話した。「私がそう言うたびに家族は呆れますが、本気です。演技をやめることを真剣に考えています。人生でやりたいことがたくさんあるから」。
アカデミー賞を受賞した『ブルージャスミン』や『アビエイター』(2004)をはじめ、ブランシェットはさまざまな作品で数多くの映画賞に輝き、またノミネートを受けてきた。同時にジャンルや規模を問わない作品選びも魅力のひとつで、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)や『ボーダーランズ』(2024)などにも出演。アルフォンソ・キュアロンやスティーブン・ソダーバーグ、ギレルモ・デル・トロら映画作家との共作も継続している。
自らの人生とキャリアについて、ブランシェットは「多くの方々と同じで、私は生きているのが好き。自分の人生に没頭するんです、時には求められていないところでも」と話す。「だから私のキャリアは──それをキャリアと呼ぶのなら──奇妙なほど多岐にわたっているのかもしれません」。
じっくりと出演作を選び、年に一度しか映画に出ない俳優もいるなかで、ブランシェットはあくまでも多作だ。年に3本の出演作が公開されることも珍しくなく、今年は6年ぶりの舞台出演も果たした。自らを「落ち着きがない、動いているほうが性に合っている」という。
「私はいつも物事の周辺にいるように感じてきたので、どこかに属していると驚きます。どんな環境にも私は好奇心を持って飛び込みますが、受け入れられることも、歓迎されることも期待していないんです。居心地の悪さを心地よく感じることに一生を費やしてきました。」
もしも本当に俳優業を引退するにせよ、ブランシェットはきっと別の形で動きつづけるのだろう──しかし、そう表現されることも彼女にとっては不本意かもしれない。「トーク番組やこういうところで話したことが、抜粋されて強調されると、やけに大げさに聞こえるでしょう。私はそんな人間ではないのに」。
▼ケイト・ブランシェット の記事
2025年ラジー賞ノミネート発表、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が最多に 笑って流しましょうね ゴールデングローブ賞2025年ノミネート一覧 ─ 「SHOGUN」真田広之らコメント、日本公開決定作品まとめ アカデミー賞前哨戦! 実写版『ボーダーランズ』2025年1月24日よりPrime Video配信へ ─ ケイト・ブランシェットら出演のアクション・アドベンチャー、日本公開されず とにかく見られるぞ チャニング・テイタム、デイヴ・バウティスタら豪華キャストが『Alpha Gang』で大共演 ─ 革ジャンのエイリアン侵略者集団が人間の「感情」に屈する めちゃくちゃ豪華だ 『デッドプール&ウルヴァリン』カサンドラ・ノヴァ役エマ・コリンと『X-MEN』ナイトクローラー役俳優、ケイト・ブランシェット主演舞台『かもめ』で共演へ 共に注目の俳優
Source: Radio Times