ミュージカル『キャッツ』映画化、ついに本格始動! テイラー・スウィフト、ジェニファー・ハドソン、イアン・マッケランら出演

ブロードウェイ史上に残るロングランで知られ、日本でも多くの観客に愛される、名作ミュージカル『キャッツ』が、映画『レ・ミゼラブル』(2012)のトム・フーパー監督によって映画化される。2016年に第一報が届けられた本企画が、ついに本格始動するようだ。
T・S・エリオットの詩集『キャッツ – ポッサムおじさんの猫とつき合う法』(ちくま文庫刊)を原作とする『キャッツ』は、都会のゴミ溜めを舞台に、猫たちが活躍する“人間の出てこない”ミュージカル。必然的に実写映画化のハードルは高くなりそうだが、今回判明したのはいずれも強力なメンバーである。
米The Hollywood Reporter誌が報じたところによると、作品のテーマ曲「メモリー」を歌うことになるグリザベラ役に起用されたのは『ドリームガールズ』(2006)のジェニファー・ハドソン。猫たち“ジェリクルキャッツ”の長老オールド・デュトロノミー役には、『ロード・オブ・ザ・リング』『X-MEN』シリーズで知られ、舞台俳優として抜群のキャリアを誇るイアン・マッケラン。
さらに幅広い層に愛される歌姫テイラー・スウィフトの出演も判明しており、セクシーな赤い猫ボンバルリーナを演じるとみられている。役どころは不明だが、『ピーターラビット』(2018)でピーターラビットの声を務めたジェームズ・コーデンも登場する。
映画版が“人間が猫をそのまま演じる”という舞台の演出を踏襲したものになるのか、それともモーション・キャプチャーを駆使した、まさに猫たちのミュージカル映画になるのかは不明。しかし『レ・ミゼラブル』を見事に映画化し、『英国王のスピーチ』(2010)や『リリーのすべて』(2015)で確たるドラマ演出を見せつけたトム・フーパー監督である、いずれにせよ心配は無用だろう。
なおアンドリュー・ロイド=ウェバーによる台本をもとに脚本を手がけるのは、『リトル・ダンサー』(2000)や『戦火の馬』(2011)のリー・ホール。もはや死角なしの布陣だ……。
映画『キャッツ(邦題未定、原題:Cats)』は2018年内にイギリスにて撮影開始。その他のキャストも気になる!
Source: THR
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