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ミュージカル『キャッツ』映画化、ついに本格始動! テイラー・スウィフト、ジェニファー・ハドソン、イアン・マッケランら出演

キャッツ
Photo by Effie https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Koty.jpg

ブロードウェイ史上に残るロングランで知られ、日本でも多くの観客に愛される、名作ミュージカル『キャッツ』が、映画『レ・ミゼラブル』(2012)のトム・フーパー監督によって映画化される。2016年に第一報が届けられた本企画が、ついに本格始動するようだ。

T・S・エリオットの詩集『キャッツ – ポッサムおじさんの猫とつき合う法』(ちくま文庫刊)を原作とする『キャッツ』は、都会のゴミ溜めを舞台に、猫たちが活躍する“人間の出てこない”ミュージカル。必然的に実写映画化のハードルは高くなりそうだが、今回判明したのはいずれも強力なメンバーである。

The Hollywood Reporter誌が報じたところによると、作品のテーマ曲「メモリー」を歌うことになるグリザベラ役に起用されたのは『ドリームガールズ』(2006)のジェニファー・ハドソン。猫たち“ジェリクルキャッツ”の長老オールド・デュトロノミー役には、『ロード・オブ・ザ・リング』『X-MEN』シリーズで知られ、舞台俳優として抜群のキャリアを誇るイアン・マッケラン
さらに幅広い層に愛される歌姫テイラー・スウィフトの出演も判明しており、セクシーな赤い猫ボンバルリーナを演じるとみられている。役どころは不明だが、『ピーターラビット』(2018)でピーターラビットの声を務めたジェームズ・コーデンも登場する。

映画版が“人間が猫をそのまま演じる”という舞台の演出を踏襲したものになるのか、それともモーション・キャプチャーを駆使した、まさに猫たちのミュージカル映画になるのかは不明。しかし『レ・ミゼラブル』を見事に映画化し、『英国王のスピーチ』(2010)や『リリーのすべて』(2015)で確たるドラマ演出を見せつけたトム・フーパー監督である、いずれにせよ心配は無用だろう。
なおアンドリュー・ロイド=ウェバーによる台本をもとに脚本を手がけるのは、『リトル・ダンサー』(2000)や『戦火の馬』(2011)のリー・ホール。もはや死角なしの布陣だ……。

映画『キャッツ(邦題未定、原題:Cats)』は2018年内にイギリスにて撮影開始。その他のキャストも気になる!

Source: THR
Eyecatch Image: Photo by Effie

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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