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『ブラック・スワン』アロノフスキー監督の新境地、オースティン・バトラー&ゾーイ・クラヴィッツの犯罪コメディ『Caught Stealing』米予告編

https://www.youtube.com/watch?v=6mIvD-GN-p4

『エルヴィス』(2022)のオースティン・バトラー、『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)のゾーイ・クラヴィッツが共演する、『ブラック・スワン』(2010)ダーレン・アロノフスキー監督による犯罪スリラー映画『Caught Stealing(原題)』の予告編が米国で公開された。

舞台は1990年代後半のニューヨーク。バトラー演じる高校野球の元天才ハンク・トンプソンは、今では野球をすることこそできないが、バーテンダーの恋人がおり、お気に入りのチームは健闘中で充実した日々を贈っていた。ところがある日、隣人のラスから飼い猫の世話を数日間頼まれたことをきっかけに、裏社会の標的となってしまう。なぜハンクは狙われているのか、その理由を知るにはなんとしても生き延びなければならない……。

『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)や『マザー!』(2017)『ザ・ホエール』(2023)などダーク&シリアスな作風で知られるアロノフスキーだが、公開された予告編を見るかぎり、今回はテイストを大きく変化して挑むクライム・コメディ調。生まれ育ったニューヨークの街で撮影を実施し、「最高の街へのラブレター」として「今までとは違う、とても楽しい映画を作りたかった」という。

原作・脚本は小説家チャーリー・ヒューストン。出演者にはバトラー&クラヴィッツのほか、「ウォッチメン」(2019)のレジーナ・キング、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」のマット・スミス、「理想のふたり」(2024)のリーブ・シュレイバー、「デアデビル:ボーン・アゲイン」のヴィンセント・ドノフリオ、『ブレット・トレイン』(2022)のバッド・バニー、「スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド」のキャロル・ケインら。

タイトルの「Caught Stealing」とは「盗塁失敗」の意味だが、元野球選手の設定はこの犯罪群像劇のなかでどう活きるのか? 豪華俳優陣のアンサンブルと、アロノフスキーが切り開く新境地に注目しよう。

映画『Caught Stealing(原題)』は2025年8月29日、米国公開予定。

Source: Deadline, The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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