『ブラックパンサー』チャドウィック・ボーズマンが死去

『ブラックパンサー』(2018)などで知られる俳優チャドウィック・ボーズマンが大腸がん(結腸がん)のため死去した。43歳だった。
公式Twitterの発表によると、チャドウィックは2016年に大腸がんのステージ3との診断を受け、その後、4年間にわたり闘病生活を送ってきたとのこと。病状はステージ4まで進行しており、『マーシャル 法廷を変えた男』(2017)以降は、手術や治療と並行して映画の撮影に取り組んできた。自宅にて、妻と家族に見守られながらこの世を去ったと伝えられている。
チャドウィックは『エクスプレス/負けざる者たち』(2008)で映画デビューを飾ったのち、『42 ~世界を変えた男~』(2013)のジャッキー・ロビンソン役、『ジェームズ・ブラウン~最高の魂を持つ男~』(2014)のジェームズ・ブラウン役などを経て、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)のブラックパンサー/ティ・チャラ役で世界的にブレイク。その後、マーベル映画には『ブラックパンサー』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)に出演した。発表には「ティ・チャラ役はキャリアの勲章でした」と記されている。
最新作はスパイク・リー監督『ザ・ファイブ・ブラッズ』(2020)。今後の出演作品として、Netflix映画『Ma Rainey’s Black Bottom(原題)』の撮影を2019年夏に終えていた。
— Chadwick Boseman (@chadwickboseman) August 29, 2020
なお訃報を受けて、マーベル・スタジオは追悼のコメントを発表した。「私たちは深い悲しみの中にあり、ご家族にお悔やみを申し上げます。あなたの遺したものは永遠に生き続けます。安らかにお眠りください」。
Our hearts are broken and our thoughts are with Chadwick Boseman’s family. Your legacy will live on forever. Rest In Peace. pic.twitter.com/DyibBLoBxz
— Marvel Studios (@MarvelStudios) August 29, 2020