アン・ハサウェイ&ジェシカ・チャステイン、ママ友同士の心理戦スリラーで共演 ─『母親たち』英語版リメイク、監督も続投

『レ・ミゼラブル』(2012)アン・ハサウェイ、『モリーズ・ゲーム』(2017)ジェシカ・チャステインが、サイコ・スリラー映画『Mothers’ Instinct(原題)』で共演することがわかった。米Deadlineが報じている。
舞台は1960年代。セリーヌ(アン・ハサウェイ)とアリス(ジェシカ・チャステイン)は共に、手入れの行き届いた芝生、成功した夫、同い年の息子を持つ隣人かつ親友同士だった。しかしある日、悲劇的な事故が起きて、完璧だった彼女たちの生活が一瞬にして崩壊してしまう。罪悪感、疑惑、妄想が組み合わさり、関係に亀裂が生じて、二人は熾烈な心理戦を繰り広げていくことに。そして、母性本能の邪悪な側面が露わにされていく……。
本作は、ベルギー映画『母親たち』(2018)の英語版リメイク。同作を手掛けたオリヴィエ・マッセ=ドゥパスが監督として続投し、サラ・コンラッドが脚本を担当する。製作にはジェシカ・チャステインなどが就任。オリヴィエ・マッセ=ドゥパス監督は本作について、以下のように声明を発表している。
「複雑な背景を持つ二人の役柄を表現する為には、ジェシカ(・チャステイン)とアン(・ハサウェイ)という俳優二人の存在が必要不可欠でした。母と子の関係性は、二人を繋ぐ最も強力な要素で、二人の絆が断たれた時、いわゆる道徳心や正気に対する疑問が生まれていきます。1960年代、何事も秘密裏で行われているかのような雰囲気に包まれたアメリカを舞台にした本作は、恐ろしく、緊張感のある問題作となるでしょう。」
ちなみに、ジェシカ・チャステインとアン・ハサウェイは以前、クリストファー・ノーラン監督『インターステラー』(2014)で共演している。とはいえ、同作で二人が実際に対面して演技する場面はなかった為、本作が事実上の初共演作とも言えるだろう。二人の息の合った演技に期待したい。
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Source: Deadline