【閲覧注意】チクチク…人体を縫うホラー・サスペンス映画で描かれる『人間の皮をかぶった悪魔』たち

実在したエド・ゲインの猟奇殺人事件が映画にもたらした影響

ヒッチコックの『サイコ』も『悪魔のいけにえ』も、実在したエド・ゲインの猟奇殺人事件なくして生まれなかった!

敬虔すぎるクリスチャンの母とDVの父親の元で育ったエド・ゲイン。
少々トロい男だったが、気のいい村の便利屋として重宝されていた。

エド・ゲイン

http://murderpedia.org/male.G/g/gein-edward.htm

ところがこれが、とんでも事件を引き起こす。

最初は、墓荒らしをし、死体から剥ぎ取った皮でランプシェード、頭蓋骨のスープ皿等さまざまな小物を作っていた。
(画像は自己責任で検索してご覧ください。グロいので)

それだけでも十分おぞましいのであるが、ついには二人の女性を殺し、おっぱいつきの人肌チョッキを作り、女性に変身していたとか。

http://www.neatorama.com/tag/Annabel-de-Vetten/ 

この画像はアナベル・デ・ベッテンというフードアーティストの作った人皮チョッキ風食べられる恐怖のケーキ。http://www.neatorama.com/tag/Annabel-de-Vetten/

人の皮で服を作る殺人者といえば
『羊たちの沈黙』に登場する猟奇殺人犯!

一心不乱に縫う男 http://www.darkrealmfox.com/film_reviews/blu-ray-screencaps-the-silence-of-the-lambs/

一心不乱に縫う男 http://www.darkrealmfox.com/film_reviews/blu-ray-screencaps-the-silence-of-the-lambs/

FBIで研修中のクラリス(ジョディ・フォスター)が獄中にいる天才・食人鬼 ハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)にプロファイリングの協力を仰ぐ。誘拐犯は女性への変身願望を満たすため、人皮で自分サイズのボディスーツを縫っていた!

もちろん、この作品もエド・ゲインに影響を受けた作品の一つ。

キャット・ウーマンに変身すべく、わき目もふらず、ちくちくちくちくちくちくちく…と
コスチュームを縫う女性(ミシェル・ファイファー)も怨念こっもってて怖いものでしたが、変身願望は誰しも持つもの。
化粧も、ファッションもアメコミの特殊スーツも同等なのです。

友達がいなければ造ればいい!

ラッキー・マッキーという名前だけ聞けばお気楽な印象であるが、女性を主人公に怪しげで静かに怖い作品を作るbimbaお墨付き監督作品MAY-メイ-』2002

主人公メイの趣味は裁縫。縫い合わせるのは大の得意。手術の縫合だってお手の物。

https://loudgreenbird.com/2016/05/17/terror-tuesday-may-2002-dir-lucky-mckee/

https://loudgreenbird.com/2016/05/17/terror-tuesday-may-2002-dir-lucky-mckee/

孤独で風変わりなメイにも恋人ができたり、友達ができたりしたのですが、
いつしか彼らも離れて行き、再び孤独になったメイが得意の裁縫を駆使して作ったのは…

大好きだった恋人のあの大きな手。美しい友達の首、 美しい足を持つ友達のレズビアンの恋人。
つなぎあわせて 造りましょう。理想の真の恋人を。

ちくちくちくちくちくちくちくちく

 

 

いや、でも、まさか、セイウチにされるとは!!

Mr.タスク(←キバちゃん)』

というか、何で今セイウチなん?

という素朴な疑問がフツフツと沸き起こる、気、気になると思い手にしたDVD。
フト見ればbimbaお墨付き監督ケヴィン・スミス。何考えてるんだと思いながらも、見ずには居られない、この誘惑。さすがに『ムカデ人間』は予告だけで満腹になったのでスルーしたのに

おまけにちょい役ですが、ジョニー・デップの娘リリー・ローズが初出演で、パパといっちょかみしてるじゃないですか。

ポッドキャストで人気のキャスター、ウォレス(ジャスティン・ロング)。
『キル・ビル』ごっこで足を切断するハメに陥った少年の取材にやってきたカナダで新ネタを求めて、とある老人宅へ向かうことになった。
気がつけば、自分の足はすでになく、『君はセイウチになるんだ』と老人に宣告される。

http://decider.com/2015/03/26/new-on-amazon-prime-april/

http://decider.com/2015/03/26/new-on-amazon-prime-april/

「思ったんだが、手や足を失うという気持ちは、
 
当たり前のように傍にいると思っていた親友を失うのと似てないかね」

とうんちくをたれるのは、一見、温厚そうで紳士然とした老人。
彼の中に潜むセイウチへの愛と狂気は半端ない!

老人を演じたのは『キルビル』のマイケル・パークス。狂人ぶりが板についている。

http://nahwi-film.blogspot.com/2014/10/tusk-2014.html

「疲れたよ」と人間セイウチに寄り添う老人。恍惚の表情。セイウチにされたほうはいい迷惑。http://nahwi-film.blogspot.com/2014/10/tusk-2014.html

もちろんグロいシーンもあるにはあるが、全体に流れるゆる~い、まったり感が奇妙な空気をかもし出している。

何なんだ!このホラー!

ホラーの根底には笑いが潜むもの。それを具現化したかのようなこのアホなホラーは、ある意味傑作!恐るべし。

恋人(ジェネシス・ロドリゲス)と相棒(ハーレイ・ジョエル・オスメント)が酔いどれ探偵ギー・ラポワンテ(ジョニー・デップ)と共にウォレスを捜し出したときにはすでに遅し。

クローネンバーグの『ザ・フライ』を思わせるラスト。
銃口は一体誰に向けられたのか。

ついには人工知能を持つアンドロイドも人の皮を被る

http://www.bluebird-electric.net/artificial_intelligence_autonomous_robotics/Humanoid_Robots_Artificial_Intelligence/Ex_Machina.htm

http://www.bluebird-electric.net/artificial_intelligence_autonomous_robotics/Humanoid_Robots_Artificial_Intelligence/Ex_Machina.htm

『エクスマキナ』

体の一部分がむき出しの美しきアンドロイドは
他のアンドロイドの皮膚を奪い、人間界に赴く。

精巧な彼女を誰がAIだと疑うのか。

純粋な願望は人を狂気に走らせる。AIすら同じこと。

ちくちくちくちく 怖いでしょ!

About the author

マイ・ベストは中年ロックンローラが再起する『スティル・クレイジー』SF・ミステリー・英国・カルト映画。ホラー狂。酔狂。

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