『スター・ウォーズ』アナキン役とアンドー役が夢の対談、お互いを讃えあうリスペクトトーク

アナキン・スカイウォーカーとキャシアン・アンドー。『スター・ウォーズ』激動の銀河を生きるキャラクターを熱演したヘイデン・クリステンセンとディエゴ・ルナによる対談が、米Varietyの人気企画『Actors on Actors』で実現している。クリステンセンとルナは、『スター・ウォーズ』俳優同士としてのエピソードを分かち合い、最後には感謝とリスペクトの言葉を贈り合っている。
カナダ出身のクリステンセンは1981年生まれ、そしてメキシコ出身のルナは1979年生まれ。ルナの方が少しだけ年上だが、ほとんど同世代だ。2人が『スター・ウォーズ』を含む作品で共演したことはないが、この対談企画では『スター・ウォーズ』への出演が決定した時のそれぞれの思い出話や、この世界的シリーズに参加したことによって役者人生がいかに好転したかについて、自身のキャラクターに対する解釈、そして共に映画公開後にドラマシリーズで復帰したことについてを語り合っている。
クリステンセンといえば2022年11月には「東京コミコン」で来日し、日本のファンとも時間を過ごした。ルナとの対談でクリステンセンは、世界中のファンと交流できることがいかに特別な経験かを話している。「皆さんに会うと、僕も少し歳を取ったなと思うんですが、“子どもの頃、アナキンは私のヒーローでした。今は私の子どもたちがアナキンに憧れています”と言われるんです。世代を超えて受け継がれるなんて、本当にすごいことです」。
ルナの方も、『スター・ウォーズ』がいかに人々にとって重大な作品であるかを、次のように表現している。「これまではずっと、“ねぇ、こんな映画を作ったよ、気に入ってくれると思うよ!”と、人の気を惹くことに一生懸命な人生でしたが、『スター・ウォーズ』は逆なんです。映画やドラマの公開が楽しみにされているだけでなく、ファンは作品を愛したいと思っているんです。作品を感じ取りたい、他では見つけられない繋がりを感じたいのです」。
長い対談の最後にクリステンセンは、お互いが世代を超えて受け継がれる『スター・ウォーズ』の一員になれたことを「ファミリー」と表現。するとルナは、若い頃から憧れたこの俳優に、感謝の思いを自ら直接伝えた。
「あなたは、僕がこの仕事をするようになったきっかけのユニバースの一部。あの映画の重さや豊かさは、子ども時代の、10代の頃の僕を、そしてあなたの映画が公開されると、若い大人の僕を形作りました。
そして今、僕はその世界に加わり、その物語が自分にとってどれほどの意味を持つかを理解しています。自分の大好きな映画に携わっている人に、直接お礼を言える機会なんて、なかなかない。だから今回、こういう場をもらえたのは素晴らしいことです。だから、ありがとうございます。」
これを聞いたクリステンセンは「嬉しいです」と回答。ルナが「僕たちはファミリーということで、あなたのいるトロントまで探しに行きますよ。従兄弟に会いに行く感じで、“僕の従兄弟はどこ?”って」と返すと、クリステンセンの方からもリスペクトの言葉が贈られた。
「僕の方も同じ気持ちですよ。僕はあなたのこれまでの仕事の、そしてこれからの仕事の大ファンなんです。『アンドー』のシーズン2もまだ撮影されているということで、ファンとしてとても楽しみにしていますし、次がどうなるかが待ち遠しいです。」
クリステンセンはドラマ「オビ=ワン・ケノービ」でアナキン・スカイウォーカー/ダース・ベイダーを再演し、2023年8月23日配信の新ドラマ「アソーカ」でももう一度ベイダーを演じる。 ルナも「アンドー」シーズン2が2024年にデビュー予定。ダース・ベイダーとキャシアン・アンドーは同じ時代に生きるキャラクターなので、2人が共演できる可能性もゼロではない。
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Source:Variety