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問題児、ギャスパー・ノエ最新作『CLIMAX クライマックス』公開決定 ─ 狂乱の97分間、観客も無傷ではいられない

CLIMAX クライマックス
©2018 RECTANGLE PRODUCTIONS-WILD BUNCH-LES CINEMAS DE LA ZONE-ESKWAD-KNM-ARTE FRANCE CINEMA-ARTEMIS PRODUCTIONS

『カノン』(1998)『アレックス』(2002)『エンター・ザ・ボイド』(2009)『LOVE 3D』(2015)。すべての作品が超問題作、全世界で賛否まっぷたつの鬼才にして問題児、ギャスパー・ノエ監督による最新作『CLIMAX クライマックス』が2019年11月1日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開される。

実験的な試みと過激な表現で世界中を挑発してきたノエ監督が3年ぶりに放つ本作は、第71回カンヌ国際映画祭「監督週間」で初上映されるや、例に漏れず賛否両論の渦を巻き起こし、<国際アート・シアター連盟賞>を受賞。「観客も無傷ではいられない、完全なるトランス」と評された。

CLIMAX クライマックス
©2018 RECTANGLE PRODUCTIONS-WILD BUNCH-LES CINEMAS DE LA ZONE-ESKWAD-KNM-ARTE FRANCE CINEMA-ARTEMIS PRODUCTIONS

狂乱の97分間、理性も理屈も理解もいらない

1996年のある夜、有名な振付家の呼びかけで選ばれた22人のダンサーたちが人里離れた建物に集まり、アメリカ公演のための最後のリハーサルをしている。彼らの集まる建物には電話がなく、山奥のために携帯も通じない。外では雪が降っている。最後の激しいリハーサルを終え、パーティを始めたダンサーたちは、爆音の音楽に体を揺らし、大きなボールに注がれたサングリアを浴びるように飲んでいた。しかし、サングリアにはLSD(ドラッグ)が混入されており、やがて彼らは我を忘れてトランス状態へ堕ちていく。エクスタシーを感じる者、暴力的になる者、理性を完全に失う者。これは、ある者にとっては楽園だが、多くの者にとっては地獄の世界だ。いったい、誰が何の目的でドラッグを混ぜたのか。狂った饗宴はどんな結末を迎えるのか……。

出演者は『キングスマン』(2014)『アトミック・ブロンド』(2017)のソフィア・ブテラを除き、全員が各地で見出されたプロのダンサーたち。劇中にはダフト・パンクザ・ローリング・ストーンズセローンエイフェックス・ツインなどの楽曲が使用されている。プロのダンサーによる度胆を抜くパフォーマンス、ダフト・パンクらが手がけたエレクトロミュージック、全編を通して多用される長回し撮影。ドラッグによって生まれる地獄絵図を鮮烈にとらえた映像は、観る者をトランス状態の疑似体験へと導いていく。

ギャスパー・ノエ監督 コメント

『カノン』を蔑み
『アレックス』を嫌悪し
『エンター・ザ・ボイド』を忌み嫌い
『LOVE3D』を罵った君たち
今度は『CLIMAX』を試しに観てほしい
僕の新作だ

―監督・脚本:ギャスパー・ノエ

CLIMAX クライマックス
©2018 RECTANGLE PRODUCTIONS-WILD BUNCH-LES CINEMAS DE LA ZONE-ESKWAD-KNM-ARTE FRANCE CINEMA-ARTEMIS PRODUCTIONS

映画『CLIMAX クライマックス』は2019年11月1日(金)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開

『CLIMAX クライマックス』公式サイト:http://climax-movie.jp/

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THE RIVER編集部THE RIVER

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