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『ヒッチャー』『クラッシュ』で「学ぼう!交通安全」動画がすごい

『ヒッチャー ニューマスター版』×『クラッシュ 4K 無修正版』
© Filmverlag Fernsehjuwelen. All rights reserved.

2021年1月よりリバイバル上映が決定しているサイコスリラー『ヒッチャー ニューマスター版』とデヴィッド・クローネンバーグ監督作『クラッシュ 4K無修正版』、偶然にも「車」にフォーカスした両作品から、その名も「学ぼう!交通安全」と題された、運転時の注意喚起を目的とするコラボレーション動画が到着した。

『ヒッチャー』と『クラッシュ』では、目も当てられないような危険なシーンが頻繁に登場する。公開されたコラボ映像では、その中から特に危険性の高いシーンが切り取られている。居眠り運転、追突、わき見運転、あおり運転などに加えて、興奮しながら運転(?)やガソリンスタンド爆破しながら運転(!?!?)などなど…。中には現実離れした運転もあるが、2作品の登場人物たちの悪い運転例を参考に、車での外出も増える年末年始に向けて注意喚起を促す、全ドライバー必見の映像となっている。

『ヒッチャー ニューマスター版』×『クラッシュ 4K 無修正版』
© Filmverlag Fernsehjuwelen. All rights reserved.

『ヒッチャー』からはルトガー・ハウアー演じる殺人ヒッチハイカーが、拳銃を発砲したり、ガソリンスタンドを爆発させたりと、命を省みない「ながら運転」に走っているが、絶対にマネしちゃだめだ。『クラッシュ』からは、わき見運転で操作を誤り、車同士が正面衝突するショッキングなシーンも。実際の事故映像を見ているかのようなシーンの数々は、いつ自分の身に降りかかってもおかしくないと思わせるほどにリアルで恐ろしい。怪しいヒッチハイカーや危ない性癖の持ち主との出会いにはくれぐれもご用心。それにしても、背後で流れるBGMと本編映像のアンマッチ感がなんとも絶妙だ。

また、コラボレーション動画にあわせて交通安全ポスターも公開されている。ポスターでは『ヒッチャー』『クラッシュ』、それぞれの新ビジュアルをメインに起用し、危険運転の防止と自動車事故の根絶が訴えられている。危険な行為は映画の中だけにしよう。

『ヒッチャー ニューマスター版』『クラッシュ 4K 無修正版』
© Filmverlag Fernsehjuwelen. All rights reserved.
『ヒッチャー ニューマスター版』×『クラッシュ 4K 無修正版』
© Filmverlag Fernsehjuwelen. All rights reserved.

『ヒッチャー』は、殺人ヒッチハイカーを乗せたばかりに、ひたすら狙われ続ける青年の混乱と絶望を描き、アメリカ全土に”恐怖のヒッチハイカー“というトラウマを植え付けたサイコ・スリラー。シンプルなストーリーながら、全編に異様な緊張感を持続させることに成功、と同時にド派手なアクションの連続で、観る者に恐怖と興奮を与え続け、今もなお多くの映画ファンに愛されている傑作だ。

『クラッシュ』は、英国を代表するSF作家J・G・バラードによる同名小説を映像化したクローネンバーグ監督の問題作。自動車事故により性的興奮を覚える人々の究極の偏愛が描かれる。死と隣合わせの危険な快感への目覚め、人体損壊と車体の破損への欲求と美意識。肉体と機械、性別、倫理といったあらゆる境目を越えた先にあるものとは……。

『ヒッチャー ニューマスター版』は2021年1月8日(金)、『クラッシュ 4K無修正版』は2021年1月29日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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