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ロッキー新作『クリード チャンプを継ぐ男』続編、監督が29歳の新鋭に!スタローンから円満交代、前作監督も参加へ

クリード
Photo by Patriarca12 ( https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Sylvester_Stallone,_Tessa_Thompson,_and_Michael_B._Jordan_promoting_Creed_at_the_Philadelphia_Art_Museum.JPG )

映画『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)の続編、『クリード2(原題:Creed 2)』に29歳の新鋭監督が抜擢された。
本作は、映画『ロッキー』シリーズの一作にして、前作『クリード』から始まったスピンオフ・シリーズの最新作。2017年10月にはシルベスター・スタローンが監督を務めると報じられていたが、ここにきて監督が交代されるには“ある理由”があったようだ。

「監督も登場人物と同じ世代に」

Variety誌が報じたところによると、『クリード2』に起用されたのは、テレビドラマや映画に携わってきたスティーブン・ケープル・Jr.。2016年のサンダンス映画祭にて、4人のティーンエイジャーがプロのスケートボーダーを目指す『ザ・ランド(原題:The Land)』を発表して評価を受けている。2017年12月現在で29歳、『クリード2』は初めてのスタジオ製作映画になるという。

『クリード2』は、前作に引き続き、主人公アドニス・ジョンソン(マイケル・B・ジョーダン)がチャンプを目指す物語を描きつつ、新たな宿命や家族との葛藤を描くものになるという。
脚本はロッキー・バルボア役を続投するスタローンと、ドラマ『Marvel ルーク・ケイジ』(2016-)を手がけたチェオ・ホダリ・コーカーが共同執筆してきた。当初はスタローンが監督を務める予定だったが、スタジオ幹部やジョーダンらを含めた話し合いの末、新たな監督を探すという方針に変更されたようだ。

このたびの監督交代について、スタローンは「アドニス・ジョンソンという人物には、今の世代や、彼らの挑戦が反映されています。できるかぎり共感できる物語にするため、(『ロッキー』で)私自身がそうだったように、監督もまた同じ世代の人物であることが大切だと考えました」とコメントしている。ケープル・Jr.の監督起用は、スタローンとジョーダンが長い検討の末に決定したものだという。

またVariety誌によれば、『クリード2』には、前作でヒロイン・ビアンカ役を演じたテッサ・トンプソンも再登場するようだ。『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)で知名度をさらに高めただけに、そのカムバックには注目が集まることだろう。
なお、前作の脚本・監督を担当したライアン・クルーガーは、本作にエグゼクティブ・プロデューサーとして参加する予定。ただし、現在クルーガーは『ブラックパンサー』(2018年3月1日公開)の仕上げ作業にあたっており、スタジオとの契約は未だ結ばれていないということだ。

映画『クリード2』は2018年11月21日に米国公開予定。撮影は2018年春より開始されるとみられる。

Source: http://variety.com/2017/film/news/creed-2-director-steven-caple-jr-1202626542/
Eyecatch Image: Photo by Patriarca12

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。