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「クリミナル・マインド」新作、主要キャスト6名が復帰へ ─ すでに出演合意、契約交渉が進行中

クリミナル・マインド
CBS/Photofest 写真:ゼータイメージ

人気ドラマ「クリミナル・マインド」(2005-2020)のリバイバル版に、シリーズのメインキャスト6人が復帰する方向で契約交渉が進められていることがわかった。米Deadlineが報じた。

「クリミナル・マインド」は、FBI行動分析課(BAU)のメンバーたちがプロファイリングによる犯罪心理に基づき、さまざまな難事件に挑んでいく人気サスペンス。2005年より米国で放送が開始され、全15シーズンの長寿シリーズとなり、2020年に放送が終了した。ただし、翌2021年の2月には早くも“復活”の報道がなされている。リバイバル版となる新シリーズは全10話構成、米Paramount+にて配信予定だ。

このたび出演交渉中であることがわかったのは、デヴィッド・ロッシ役のジョー・マンテーニャ、ペネロープ・ガルシア役のカーステン・ヴァングスネス、ルーク・アルヴェス役のアダム・ロドリゲス、ジェニファー・ジャロウ役のA・J・クック、タラ・ルイス役のアイシャ・タイラー、エミリー・プレンティス役のパジェット・ブリュースター。すでに6名は復帰に同意しているという。

ただし製作の米ABC Signatureは、キャスト6名と正式に契約を結ぶ前に、製作総指揮・脚本のエリカ・メッサーと契約を結びたい意向。メッサーとABCは包括契約を結んでおり、「クリミナル・マインド」新シリーズについても合意は近いというが、今すぐに契約を締結できる状況ではないと報じられている。キャスト6名はすでにスケジュールの調整に入っているため、メッサーの契約が締結され次第、すぐに契約交渉が完了する見込みだ。

シリーズのメインキャストのうち、復帰が報じられていないのは、スペンサー・リード役のマシュー・グレイ・ギュブラーと、マシュー・“マット”・シモンズ役のダニエル・ヘニー。ギュブラーはシリーズの完結を受けて次のステップに進む意向を示唆していたため、スペンサー役の再演が実現する可能性は低そうだ。一方、ヘニーはAmazonドラマ「ホイール・オブ・タイム」(2021-)に出演中であり、同作はシーズン3までの製作が決定済み。ゲスト出演が叶うかどうかはスケジュール次第とみられている。

なお報道によると、新シリーズに復帰する出演者たちは複数年の出演契約を結ぶ見込み。契約は独占的なものではなく、製作に支障が出ないかぎり、他のシリーズにも出演できるという条件になるという。リバイバル版が再びヒットすれば、「クリミナル・マインド」の物語はまだまだ続く可能性があるということだろう。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。