『ライトハウス』『ノースマン』ロバート・エガース監督&ウィレム・デフォー、新作ヴァンパイア映画で再タッグへ

『ライトハウス』(2019)、『ノースマン 導かれし復讐者』(2021)のロバート・エガース監督とウィレム・デフォーが、新作映画『Nosferatu(原題)』で再タッグを組む可能性があるようだ。米Deadlineが報じている。
過去に何度も映画化されている『Nosferatu』は、19世紀のドイツに暮らす呪われた若い女性と、彼女に執着する古代トランシルバニアの吸血鬼・ノスフェラトゥを描くゴシックな物語。エガースがメガホンを取る新バージョンでは、今まで伝えられなかったノスフェラトゥの物語が語られる。
出演交渉中だというデフォーが演じる役どころについては不明。余談だが、過去にデフォーはノスフェラトゥに所縁のある役を演じたことがある。『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2000)でデフォーは、1922年に公開された映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』でノスフェラトゥを演じたマックス・シュレック役で出演。1920代の当時、シュレックの迫真の演技により、彼が本物の吸血鬼ではないかとの噂が立ち、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』では「実際にシュレックが吸血鬼だった」との設定で物語が進んでいく。この役でデフォーはオスカーにノミネートされた。
しかし、すでにエガース版のノスフェラトゥ役には、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』シリーズのペニーワイズ役でお馴染み、ビル・スカルスガルドに決定済みだ。呪われた若い女性役には、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘で、『パリの恋人たち』(2018)、『サイレント・ナイト』(2021)などのリリー=ローズ・デップがキャスティングされている。『X-MEN』シリーズや『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)のニコラス・ホルトも出演。ちなみにホルトは、新作ヴァンパイア映画『Renfield(原題)』でドラキュラのしもべ、レンフィールド役を演じる。
監督のエガースは脚本も担当。『ビリー・リンの永遠の一日』(2016)のジェフ・ロビノフ、『ハリー・ポッター』シリーズのクリス・コロンバス、『ライトハウス』のエレノア・コロンバス、ジョン・グラハムらがプロデューサーを務める。
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Source:Deadline