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元軍人がセットで戦場をフラッシュバックして涙ぐんだ映画『デンジャー・クロース 極限着弾』究極リアル再現メイキング映像

デンジャー・クロース 極限着弾
© 2019 TIMBOON PTY LTD, SCREEN QUEENSLAND AND SCREEN AUSTRALIA

ベトナム戦争下の伝説の戦いを描く本格戦争映画『デンジャー・クロース 極限着弾』より、こだわり抜いたセットや使用される武器について語る監督の特別インタビューがTHE RIVERに届けられた。

監督のクリフ・ステンダーズは、「セットで一番すごかったのがヌイダットの基地。そこへ兵役経験者たちが来た日のことは忘れられない。彼らはフラッシュバックを起こして衝撃を受けていた」と語る。

基地内の土嚢やトランプ、マッチ箱にいたるまで正確に再現し、元軍人たちを驚愕させたセットを作り上げたのは、美術監督のサム・ホッブス。ホッブスは、ときにはストレスで体調を崩すほどの熱意で本作に挑んだ。「そこで私たちはサムが成し遂げたことの凄さを実感した。セットの裏に回れば高速道路が走ってる場所だったが、あの朝のことは思い出深い」と振り返る。メイキング映像では、砲撃シーンに続いて、ヌイダット基地での撮影の裏側が明かされる。兵役経験者たちが当時を思い出して涙ぐむほどの完成度だったという基地シーンは、キャストの熱演に加え、セットや小道具にも注目だ。

デンジャー・クロース 極限着弾
© 2019 TIMBOON PTY LTD, SCREEN QUEENSLAND AND SCREEN AUSTRALIA

ステンダーズ監督は、使用する武器にもこだわった。「当時の最高装備が使われていた。APC(装甲兵員輸送車)やヒューイ(UH-1 イロコイ)、105mm榴弾砲やM60やM16の機関銃。どれもその時代の象徴的な武器だろう。戦いの中で同時に使われる様子は驚異的であり本作の独創的な部分でもある」と、劇中の戦闘描写には細心の注意を払った。本物の武器がなければまったく違う映画になってしまうと熱弁する。

「準備中は随分長い間APCが手に入るか疑わしかった。ヒューイの資金も怪しかった。近代化されたヒューイを当時のようにペンキを塗ったので実際に動くかも怪しかった。」「軍のすばらしく価値のある武器を借りることができた。そして本物を映像にすべて登場させられた」と、プロデューサーのマーティン・ウォルシュや、美術監督のホッブスの努力に感謝を述べた。セットに所狭しと並べられた小道具やヒューイをはじめとする武器の数々は、ミリタリーファンにはたまらない代物となっている。

『デンジャー・クロース 極限着弾』は新宿バルト9ほか全国公開中。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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