【レビュー】『フラワーショウ!』は、「ありのまま」「自然体」でいる事の答えが得られる映画だ

『フラワーショウ!』評価・感想

7/2公開ですが 一足早くレビュー。

アイルランド
幼い頃から木々や草花などの自然と共に生きてきたメアリー(エマ・グリーンウェル)は、人と自然の共存をテーマにした庭のデザインを世に送り出すという夢を持っている。
有名なガーデンデザイナー シャーロット(クリスティン・マルツァーノ)の元で働くことになった彼女だが、持てる才能とデザインノートを搾取された挙句 クビにされてしまう。
デザインも 仕事も 夢を叶えるための術も見失い絶望の淵にあったメアリーだが、自然の導きにより 伝統あるチェルシーフラワーショーでの金メダル獲得を胸に誓い 行動を開始する。

史上最年少でチェルシーフラワーショー 金メダルを受賞したメアリー・レイノルズの実話を基にした作品だ。

実話ベースということもあり、所謂結末が初めから見えているタイプの作品。
一見 恋愛要素の入った只のポジティブサクセスストーリーとも取れるが、この作品の魅力は他にある。

彼女が成功に至るまでの道のり
夢を叶えるために取る行動
その「心の在り方」にこそ 光り輝くモノがあった

フラワーショウ!

http://www.gcfilmfestival.com/gcff/dare-to-be-wild/

劇中に登場する自然はどれも美しい
その景色や草花などの美しさは、「そのまま・ありのまま」であるからこそ魅力がある。

人間においてもそれは同様だ。
よく「自然体」「ありのまま」という言葉を耳にすると思う。
常に自分がそうあれたのならとてもステキなことだが、これが中々難しい。
何を持ってその状態に達しているかの定義も漠然としてはいないだろうか。

ぼくはこの作品で描かれる自然 夢を追うメアリーの姿から、「自然体」「ありのまま」でいることの答えを得た気がした。

イメージした未来
それを叶えるためにやるべきこと
その行動に従事することこそが「自然体」「ありのまま」の自分ではないだろうか。

サクサクと問題をクリアしていくから見逃しがちだが、メアリーはそれを体現していた。
幼い頃から自然を理解し 自然と共に育ってきた彼女だからこそ、その境地に 心の在り方に達することができたのだと思う。

メアリーはその目標を掲げた時点で、金メダルを獲得した自分の姿をイメージしている。

フラワーショウ!

http://t0mhughes.tumblr.com/post/114673153699/tom-hughes-and-emma-greenwell-in-dare-to-be-wild

迫り来るチェルシーフラワーショーの開催日
それまでに準備しなければならない人員 植物 金

目標を達成するためにやらなければならないことを彼女はやっていくだけだ。

もちろんその過程には障害が 苦悩が伴う。
金メダル獲得のために欠かせない人材 クリスティ(トム・ヒューズ)の存在を無視したままでも、出場のみであれば叶っていたかもしれない。

だが 目の前にいるたったひとりの人間の心も動かせないのであれば、数多いる人間の心を それも自然に対する心に影響を与えていくことなど不可能だ。

イメージしたゴールが明確であったからこそ、彼女は選択を誤らない。
迷いながらも 正しい道を選択できる。

勇気を出して進んでいける。

http://t0mhughes.tumblr.com/post/102660286764/tom-hughes-and-emma-greenwell-in-dare-to-be-wild

http://t0mhughes.tumblr.com/post/102660286764/tom-hughes-and-emma-greenwell-in-dare-to-be-wild

自己啓発的なノリに取って欲しくないのですが、こうありたいと願う未来の自分の明確なヴィジョン そこに達するための明確なアクション
それらが未来を 自分をも形成していく。

それこそが「自然体」「ありのまま」の自分に至る道なのだと、ぼくはこの作品を観て感じました。

夢を持ち それを叶えるためにもがいている人にこそ、たくさんの刺激を 勇気を与えてくれる作品です。

ぜひ劇場でご覧ください。

映画『フラワーショウ!』公式サイト

4.4
総合評価:C

原題 Dare to be wild
製作年 2015年
製作国 アイルランド
配給 クロックワークス(提供:クロックワークス=東北新社 Presented by スターチャンネル)
上映時間 100分

青春
6
4
エロ
2
サスペンス
4
ファンタジー
6

About the author

映画アドバイザー 元俳優 ライター 映画イベントMC。Instagramを中心に最新映画から懐かしの映画まで幅広く紹介。「ファイトクラブ」 「GO」「男はつらいよ」がバイブル。好きな監督はウディ・アレン。お仕事のご依頼はa.safety.pin.storm@gmail.comまでお願い致します。

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