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スノークの正体は、ダース・プレイガスではない?ルーカス・フィルム「ダース・プレイガスは死んだんだ」

『スターウォーズ / フォースの覚醒』では新たなトリロジーの幕開けとして、多くの謎が散りばめられた。レイの正体やカイロ・レンの過去などにおいても議論が盛んだが、中でも注目されているのが最高指導者スノークの正体である。

スノークの正体については、当サイトでも何度か取り上げてきた。これまでの6作に登場しなかった全く新しいキャラクターである可能性もある一方で、過去に登場していた/言及された「誰か」なのかもしれない。筆者が個人的に最も可能性を感じているのは、エピソード3でオーダー66を下されたアナキン・スカイウォーカーがジェダイ聖堂で抹殺した子供達の中の生き残りなのではないかという説だ。

スノークの正体を巡っては、他にも説得力ある説として、スノークの正体はダース・プレイガスである、とする考察があった。ダース・プレイガスは、パルパティーン、またの名をダース・シディアスのかつての師で、シスの慣習通り弟子のシディアスに殺された暗黒卿だ。
この説の信憑性を裏付けていたのが音楽だ。エピソード3でパルパティーンがダース・プレイガスの物語をアナキンに明かすシーンで流れていた音楽と、『フォースの覚醒』のスノークのテーマ曲のメロディラインが同じであるという事から、プレイガスとスノークの関係性が意図的に象徴されているとの見方が強かった。

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ところが、ここに来てこの説の信憑性が揺らいだ。ルーカス・フィルムのクリエイティブ・エグゼクティブでありストーリー・グループの一員であるPablo Hidalgo氏が、『ダース・プレイガスは死んでいる』とのツイートをしている。

きっかけとなったのはあるファンの質問。

「プレイガスは、ダークサイドを通じて”肉体の死”から免れたのですか?」

これに対しPablo氏は濁すような回答をツイートする。

「彼は愛するものを死から救う術を体得していると言われている。自分自身を、ではないよ。彼の弟子が殺害したんだ。」

「でもその言葉は嘘や操作という事もありますよね?」

「かもね、でも、このキャラクターの存在については、それしか証拠がないんで…」

ここで別のファンが核心的な質問に迫る。

「つまり、”プレイガスは死んだ”というのは単にシディアスの説明ですか?それとも”本当に”死んだのですか?」

「シディアスはプレイガスを殺した。マスターとなるためにね。それがシスの道なんだ。」

「質問の答えになってませんね。死んだと”言われている”のか、実際に死んだのか、どちらですか?」

「彼は死んだ。わかったかな?以上。」

 

そう。プレイガスは死んだのだ。死んだということは、生きていないという事だ。蘇るとか、霊体になるとか、そんな可能性も考慮できるが、とにかく死んだのだ。

『ダース・プレイガスはどこかで生きていて、スノークになった』という説は今日からシャットダウンしよう。問題は、プレイガスが何者かによって蘇生され、スノークになったという解釈については、未だミステリーのままだという事である。

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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