Menu
(0)

Search

DCコミックスの新ドラマ『POWERLESS』は、ヒーローvsヴィランによる“巻き添え被害”専門の保険会社が舞台!

DCコミックスをもとに、2017年2月からスタートするドラマ『POWERLESS』は、スーパーヒーローとスーパーヴィランの戦いによって発生する“巻き添え被害”を専門とする保険会社「ウェイン・セキュリティ」の奮闘を描くオフィスコメディです。その社名の通り、ウェイン・セキュリティはウェインエンタープライズの子会社にあたります。

主人公は、ウェイン・セキュリティに研究開発委員長として新たに赴任したヴァネッサ・ハジェンズ演じるエミリー・ロッキー。スーパーパワーを持たない人々が、スーパーパワーが蔓延する社会で、自らの能力によって問題解決に取り組む物語になるようです。ありとあらゆる要素を多様性のある切り口で描くことは、アメコミの大きな魅力のひとつです。力を持たない人々が何を考え、どのように生きているのかを描いた物語は、きっと興味深いストーリーになることでしょう。

2016-0510-nbcu-upfront-2016-powerless-show-slide-1114x891-cc
http://www.nbc.com/powerless

『POWERLESS』で描かれる最初の事件は、あのワンダーウーマンによって起きたものになるとのこと。レックス・ルーサーやブルース・ウェインといったおなじみのヒーローやヴィランがどれだけ事件に関わってくるのか、また彼らについて“一般人たち”がどう語るのかに注目したいところですね。

DCコミックスの幅広いアプローチ

たとえば、DCコミックスによる一般人の奮闘を描いた作品には、ジェームズ・ゴードンが主人公のドラマ『ゴッサム』に繋がった、ゴッサム市警が超人ヴィランに戦いを挑む『GOTHAM CENTRAL』があります。同社のコミックは、ヒーローとヴィランの戦いを中心としつつも、シビアかつシリアスなものから明るく陽気なものまで、じつに様々なアプローチがあるのです。

“シリアス”の代表的ヒーローであるバットマン/ブルース・ウェインの養子、ディック・グレイソンが主人公のコミック『グレイソン』は明るい王道スパイアクションでしたし、ゴッサム・シティにある学園が舞台の『ゴッサムアカデミー』は、事情を抱えた少年少女のティーンライフを描いた作品です。宇宙最強最悪のバウンティハンターを主人公とした『LOBO』も人気を集めています。これら3作品は、邦訳コミックのランキングを読者投票で決定する「ガイマン賞2016」すべてトップ10にランクインしており、日本でも読者から高評価を受けていることが伺えます。

『グレイソン』より http://www.dccomics.com/comics/grayson-2014/dc-sneak-peek-grayson-2015
『グレイソン』より http://www.dccomics.com/comics/grayson-2014/dc-sneak-peek-grayson-2015

新ドラマ『POWERLESS』は、DCコミックスのそうした幅広いアプローチの一端を、コミックではなく映像で見せてくれる作品になるでしょう。日本でも何らかの形で視聴できることを祈りたいものです。

参考url: http://www.cbr.com/nbcs-dc-comedy-powerless-now-set-at-wayne-enterprises-company/
Eyecatch Image:?http://www.nbc.com/powerless

Writer

小村健人村上 幸

DCコミックスと非ヒーローコミックスをメインに読んでいます。ユーロコミックスを原語で読むのが現状の目標です。好きなヒーローチーム:ジャスティス・リーグ・インターナショナル好きなヒーロー:たくさんのDCヒーロー(特にキース・ギッフェンがライターを担当した時のヒーローかヴィラン) salarmko@outlook.jpお仕事の依頼はこちらへ。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly