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【イベレポ】星空DCヒーローナイトに潜入!日本初公開ドラマ『インベージョン!最強ヒーロー外伝』に大興奮の夜

去る201784日、東京・六本木ヒルズにて「星空DCヒーローナイト」が開幕した。この企画は「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」の一環として84日・5日・11日・12日の4日間期間限定で開催されるイベントで、人気DCテレビドラマシリーズを何と無料で上映する。上映される作品は次の通り。

  • 84日(金):『インベージョン!最強ヒーロー外伝』(パート13)
  • 85日(土):『ARROW/アロー』『THE FLASH/フラッシュ』『レジェンド・オブ・トゥモロー』それぞれ第一話
  • 811日(金):『SUPERGIRL/スーパーガール』『GOTHAM/ゴッサム』『LUCIFER/ルシファー』それぞれ第一話
  • 812日(土):『インベージョン!最強ヒーロー外伝』パート13

なんといっても目玉は日本最速での公開となる『インベージョンズ!最強ヒーロー外伝』。しかも上映前には日本におけるアメコミ界の権威、杉山すぴ豊氏による解説が付いてくるという夢のようなイベントなのである。今回はそんな「星空DCヒーローナイト」の初日に参加してきたので、会場の様子と共に『インベージョン!最強ヒーロー外伝』の見どころをお届けするぞ!

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 星空DCヒーローナイト 初日レポート

8月にしては過ごしやすい気温の夜。開場はイベント開始時刻15分前だった。会場の入りは七割といったところだろうか。席は自由席だったが筆者は前から6列目、スクリーンのほぼ正面という良い席をゲットすることができた。入場の際にトランスミッターと希望者にはイヤホンが貸し出され、イベント中はこのトランスミッターを通して音声が流れるハイテクなシステムを採用している。

DCキャラクターがデザインされたオリジナルうちわももらえたぞ

8時きっかりにフラッシュのコスプレをした杉山すぴ豊氏が登場し、これから上映する作品の解説が始まった。恥ずかしながら筆者かなりのDCドラマ弱者で、観たことがあるのは『THE FLASH/フラッシュ』のシーズン1(しかも途中)、あとは遥か昔にスーパーガールを観たことがあるような…?といった体たらくなのである。これは場違いかと一瞬不安がよぎったが、すぴ豊氏の超分かりやすい解説のおかげで、物語を十二分に楽しむことができたぞ!

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杉山すぴ豊氏の解説によれば、アメリカでは月曜日は『SUPERGIRL/スーパーガール』、火曜日は『THE FLASH/フラッシュ』といった具合で、月曜~木曜にかけて毎日DCヒーロードラマが放映されている。それを利用し、ひとつのストーリーをそれぞれ『SUPERGIRL/スーパーガール』『THE FLASH/フラッシュ』『ARROW/アロー』『レジェンド・オブ・トゥモロー』の枠でつながるように四夜連続で放送するという一大クロスオーバーが『インベージョン!最強ヒーロー外伝』なのである。すぴ豊氏は日本で例えるならば『アンパンマン』で起こったエピソードが『ドラえもん』で展開され、『クレヨンしんちゃん』で完結するイメージ、といった趣旨のことを仰っていた。 

それでは、ここからは早速『インベージョン!最強ヒーロー外伝』の見どころをパート別に紹介しよう。なおネタバレ全開なので注意されたし。

【注意】

この記事には、ドラマ『インベージョン!最強ヒーロー外伝』パート1〜3に関する内容が含まれています。
主に見どころの紹介です。

パート1:まるでシビルウォー!そしてウォーリーに燃えよ! 

パート1は、まずはヒーロー達の顔見せから始まる。『THE FLASH/フラッシュ』のバリー、『ARROW/アロー』のオリバー、『レジェンド・オブ・トゥモロー』のレイやサラ…。スーパーガールは本来であれば他3作品と世界観が違うのだが、そこは次元間を移動できるバリーが別次元からスーパーガールをスカウトしてくることで整合性を保った。

 『インベージョン!最強ヒーロー外伝』では全パートを通してドミネーターと呼ばれる宇宙からの侵略者と地球のヒーローとの戦いが描かれる。パート1での目玉は、終盤でドミネーターに意識を乗っ取られるヒーロー達vsフラッシュ&アローの、まるで『シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ』を思わせるような仲間同士でのバトルシーンだろう。「どちらが速いか勝負だ!」とスーパーガールに戦いを挑む場面では、息をすることも忘れるくらいのハラハラ感。気づけば思わず身を乗り出していた。

そしてもう一点筆者が注目したのが『THE FLASH/フラッシュ』のキャラクター、キッドフラッシュことウォーリー・ウェスト。ウォーリーはフラッシュとほぼ互角の能力を持つにも関わらず「実践はまだ早い」とバトルはもっぱら見学専門。ところが仲間同士が戦い合う先述のシーンで、フラッシュ側は多勢に無勢で絶体絶命のピンチに陥ってしまう。そこでウォーリーが登場、フラッシュとアローを颯爽と助けるシーンはかなりの「燃え」場面だった。

結果としてウォーリーは周囲にも認められることとなる。パート1は彼の成長譚としても読み解くことができる、というのは言い過ぎかもしれないが、ウォーリーのエピソードが入ることで物語としての厚みが増したように感じた。

パート2:テアの葛藤…。からの弓矢アクションに注目!

パート2は、フラッシュとスーパーガール以外、即ち『ARROW/アロー』『レジェンド・オブ・トゥモロー』のメンバーがドミネーターによって幻覚を見させられるエピソードだ。

この幻覚では「こうであったらいいのにな」という理想が視覚化されており、死んだはずの人物と生きて一緒に暮らしていたりする。暫くはその幸せな光景を現実だと信じ込んでいたメンバーだが、やがて何かがおかしいと気づき始め、現実に戻ろうと方法を模索する…。

そんな中オリバーの妹・テアはただ一人現実に戻ることを拒否する。テアが放つ「(現実には)フラッシュやスーパーガールたちがいるじゃない!私たちはやっと幸せになるチャンスを掴んだの」という言葉はあまりにも切ない。声を震わせながら、首を横に振るシーンはパート2屈指の名場面だろう。

そんな場面があったからこそラスト、現実に戻るための戦いでテアが颯爽と登場した時の興奮度はハンパではない。葛藤を乗り越えたテアの、気高く美しい表情に思わず魅入ってしまう。

そしてここでは弓矢を使ったアクションにも注目。テア&サラが握った矢を使い連係プレーで敵をばったばったとなぎ倒すシーンは、必見の価値ありだ。

パート3:ドミネーターvsヒーロー再び!レイのセリフに思わずクスリ

いよいよ最終パート。ドミネーターは当初から地球を侵略しようという意図はなかったようだが、フラッシュが歴史を変えたことでインベーダーの中でインヒューマン=脅威という図式ができあがってしまい、なんやかんやでドミネーターが世界中に出現。地球攻撃秒読み、という激ヤバい状況に陥ってしまう。

ドミネーターとの最終決戦が行われるのはビルの屋上。ここでフラッシュ、アロー、スーパーガールをはじめとするヒーロー達がずらりと並ぶシーンが本当に格好いい!ここだけ巻き戻して何度も観たいと思うほどだ。

この最終決戦も最高に素晴らしいのだが、お楽しみはまだある。地球の危機を救ったヒーロー達のパーティーで、レイがスーパーガールに対し「あの子は僕のいとこに似てるね」と発言するのだ。レイを演じるブランドン・ラウスといえば、2008年公開の映画『スーパーマン リターンズ』で主人公のスーパーマンを演じたことでおなじみ。小粋なセリフに思わずクスリと笑みが零れた。

レポート写真②

上映が終了し、時計を見ると2230分過ぎ。2時間半があっと言う間に感じ、興奮冷めやらぬまま、入場時にもらえたうちわをパタパタと扇ぎながら帰路についた。

『インベージョン!最強ヒーロー外伝』は、2017823日にDVD発売開始。レンタルDVDも同時リリース。

THE FLASH,ARROW,DC’S LEGENDS OF TOMORROW,SUPERGIRLTM and all pre-existing characters and elements TM and ©DC Comics. ©2017 WBEI. All rights reserved.

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まだいEriko

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