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ワーナーがDCの組織再編 『原作の本質』を理解するマーベルを意識か

先日、米国ワーナーがDCEU(DCエクステンディットユニバース)と呼称される一連のDCヒーローコミック映画のために組織の再編を発表しました。

DCコミックの新ロゴ


DCコミックのロゴマークも一新された

新しくワーナーのDC映画を統括することになったのは、DCコミックスの重役でライターでもあるジェフ・ジョーンズ。鳴り物入りで公開された『バットマンVSスーパーマン』が、それなりにヒットはしたものの期待を下回る結果に終わったことを受けての抜本的な組織改革を断行した模様です。
この人事は、拙稿映画ブラックパンサーに期待できる確かな理由にてご紹介した、マーベル映画の最高責任者ケビン・ファイギの存在を強く意識したものだと思われます。
そもそもマーベルコミックスの熱烈なマニアであったファイギ氏が製作の最上位ポストに存在することによって、特に『アイアンマン』から始まるMCU(マーベルシネマティックユニバース)は、連なる作品群に一貫した『マーベル・アイデンティティ』言い換えれば『原作の本質』の注入に成功してきたと思います。このような、曖昧な概念は非常にとらえどころがなく、しかしながら確固たる原作を持つ作品を作る上では最も大事なものです。映画ごとに配置された監督が、いつも正しくこの『原作の本質』を理解しているとは限らないからです。

監督より上の立場に、監督よりも原作を理解している人間がシリーズ全体を監修するという組織体系で大成功を収めたマーベルスタジオ。きっと、ワーナーもこの組織図の持つメリットを無視できなくなったのでしょう、マーベルコミックス傘下のマーベルスタジオとは事情が異なるものの、DCからジェフ・ジョーンズを引っ張って製作のトップに据えることにしました。このジョーンズさん、インタビューにて今後のDCの世界観は「希望と楽観主義」だと答え、映画で描いていくキャラクターをもっと明るく親しみやすいものにしていく方針のようです。この発言には、個人的には少々違和感があり、「MCUみたいにやる」とは言えないんだろうなと思いましたが、さあ、果たして。

MCUの成功は、組織そのものの仕組みが良かったのか、それともケビン・ファイギさんの、個人能力の高さによるものだったのか。一応体裁はマーベルっぽくすることにしたDCEU、もう撮影が終わったり進んだりしている作品もあるので、新指揮官の意向が反映されるには、少し時間がかかりそうです。

筆者の私見では、ひとえに、ベン・アフレック、好きな俳優監督ですけど、バットマンじゃねえよなあ。バットマンがかっこよくないから人気出なかったんじゃないかなあ、と単純にそう思いますが。

https://theriver.jp/sad-ben-affleck/

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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