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ジョニー・デップが監督業復帰、25年ぶり新作映画 ─ 名優アル・パチーノが製作

ジョニー・デップ アル・パチーノ
Rogelio A. Galaviz C. https://www.flickr.com/photos/galaxyfm/2861494876/ | Harald Krichel https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Johnny_Depp-2757.jpg | Remixed by THE RIVER

『パイレーツ・オブ・カリビアン』などで知られる俳優のジョニー・デップが、25年ぶりに映画監督業に復帰することがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。

デップの監督復帰作となるのは、イタリア人画家・彫刻家のアメデオ・モディリアーニを描く実話映画『モディリアーニ(原題:Modigliani)』。1916年のパリを舞台に、鳴かず飛ばずの芸術家だったモディリアーニが、“人生を変える激動の48時間”を経験する物語だ。デップにとって監督業は、主演・監督・脚本を兼任した『ブレイブ』(1997)以来となる。

製作発表にあたり、デップは「モディリアーニ氏の物語を映画化できることを、とても光栄に、また大変恐れ多く思います。大いなる苦難ののち、最後には勝利を収めるという人生は、すべての観客が共感できる、普遍的な人間の物語です」との声明を発表した。

原作は劇作家デニス・マッキンタイアの同名戯曲。脚本は『プレッジ』(2001)『エレクトリック・ミスト 霧の捜査線』(2009)のジャージー&メアリー=オルソン・クロモロウスキが執筆する。製作にはデップのほか、名優アル・パチーノ、またパチーノと『ヴェニスの商人』(2004)などでタッグを組んだバリー・ナヴィディが就任した。

ナヴィディによると、もともと本作の企画はパチーノが温めていたもの。「ずいぶん昔にアルから戯曲『モディリアーニ』を紹介してもらい、すぐに心惹かれました。これはモディの人生の一部であり、伝記ではないのです」と語るナヴィディは、デップとのタッグにも「再び一緒に仕事をすることは私の夢でした。この素晴らしい物語を映画化できる、最高のビジョンを持った本物のアーティストです」と情熱を燃やす。

また、パチーノは「何年にもわたり、デップとともにこのプロジェクトを進めてきました」とコメント。元妻アンバー・ハードへの暴力疑惑から、デップは名誉毀損裁判で敗訴するなどしてキャリアの足を止めていたが、その間も本企画は水面下で動いていたということだろう。2022年6月、デップが別の名誉毀損裁判でハードに勝訴したことで、本作もいよいよ実現の道筋が付いたものとみられる。

映画『モディリアーニ(原題:Modigliani)』は2023年春、ヨーロッパにて撮影開始。キャスティングはまもなく発表されるということだ。

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Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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