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ドラマ「チェルノブイリ」は新型コロナの「現実そっくり」 ─ 『ローグ・ワン』ディエゴ・ルナ、鑑賞して戦慄

ディエゴ・ルナ
Photo by Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/34959302274

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)や「ナルコス:メキシコ編」(2018-)のディエゴ・ルナが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が広がる中、ドラマチェルノブイリ(2019)を鑑賞した感想を語った。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でハリウッドがほぼ停止状態に入る以前、ディエゴはイギリス・ロンドンに滞在していた。当初は普段と変わらない日常を送っていたが、少しずつ様子が変化し、空港が封鎖される可能性があると伝えられたことで帰国が決まったのだそうだ。米IndieWireのインタビューでは、ロンドンでの滞在中、状況が悪化する中で「チェルノブイリ」を観たことを明かしている。

「まだ帰国するように言われる前、ロンドンにいた時に『チェルノブイリ』を観ようとしたんですが、これは大失敗でしたね(笑)。すごく怖かった。COVID-19に対する、あらゆる政府の反応が、あの作品では描かれていると思ったんですよ。冒頭から、権力者たちが“大丈夫、大丈夫、何も起きてない、すべてはアンダーコントロールだ”と言うでしょう。今の現実そっくりに聞こえたんです。」

「チェルノブイリ」は、1986年に発生したチェルノブイリ原子力発電所事故を描いたシリーズで、事故現場の最前線や政府による隠蔽工作、犠牲となった人々、その後の裁判までを綿密なリサーチに基づいて描いた。ディエゴが語る通り、同作では政府が事故を隠蔽し、被害を軽く見積もろうとする様子が克明に示されている。その状況が、まさに新型コロナウイルスをめぐる世界各国の動きに重なって見えたというのだ。

チェルノブイリ
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現在、ディエゴは家族の暮らすメキシコに戻っているが、感染の可能性を鑑みて、帰国直後は約2週間の自主隔離に入っていた。もっとも、ディエゴは自主隔離期間を「長かった」と振り返り、また当時は精神的にもあまりドラマを観る気になれなかったようで、第1話・第2話で観るのを止めてしまうことが多かったとも語っている。したがって「チェルノブイリ」を全話観られたかどうかは不明だが、唯一「観て良かった」と語られているのは、コメディドラマ「フライト・オブ・ザ・コンコルズ(原題:Flight of the Concords)」だ。やはり、少しでも明るい気分になれる作品を求めたということなのかもしれない。

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Source: IndieWire

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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