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「Disney+」加入者数、2025年までに2億人突破か ─ 英企業が最新予測データを公開

Disney+
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ディズニーの映像配信サービス「Disney+」の加入者数が、2025年までに全世界で2億人に到達する見込みであることがわかった。英Digital TV Researchが、Netflixなどストリーミング・サービス各社に関する最新予測データを発表している。

このたび、Digital TV Researchのアナリストであるサイモン・マレー氏は「新型コロナウイルス感染症のパンデミックをきっかけに、138ヶ国の予測をすべて見直しました」との声明を発表。世界各国で起こっているロックダウンの影響は、月額制動画配信サービス(SVOD)の加入者数急上昇に大きな影響をもたらしているという。

発表されたデータによると、Disney+の加入者数は、2025年までに2億200万人に到達するとのこと。当初、マレー氏は1億100万人と予測していたが、のちに1億2,600万人に上方修正していた。このたび、再び大幅な修正が入ったことは、Disney+の圧倒的な人気ぶりを示唆するものといえそうだ。ディズニーは「2024年までに6,000~9,000万人」との自社予測を発表していたが、2020年5月6日の時点で加入者数は約5,450万人まで膨らんだ。ローンチからわずか6ヶ月、全世界でサービスが開始されていない状態での人数だから、今後の上昇にも期待がかかる。

Disney+は2019年11月にアメリカ・カナダ・オーストラリアなどでサービスがスタートし、2020年春にはヨーロッパ各国やインドに進出。ディズニーのボブ・チャペックCEOによれば、6月には日本でもサービスが開始されるほか、9月にはベルギーやルクセンブルク、ポルトガル、北欧各国に、そして2020年内には南米へ展開する予定だという。

そのほか、映像配信サービスの最大手であるNetflixは2025年までに加入者数が2億5,800万人に到達するとの予想。Disney+がすさまじい勢いで台頭するも、現状のペースであれば王座は譲らないとみられているわけだ。そのほか、Amazonは1億4,100万人、中国独自の配信サービスは2億6,900万人にのぼるとみられている(中国ではNetflixをはじめ、米国の配信サービスが解禁されていない)。これらの後を追いかけるのが、ワーナーの映像配信サービス「HBO Max」の2,500万人、そしてApple TV+の1,400万人だ。

なお、これらの数値はあくまでも2020年5月時点での予測データであり、新型コロナウイルス感染症に関する状況の変化が、再び映像配信サービスの加入者数に大きな影響を与える可能性もある。今後とも状況の注視が必要だろう。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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