ディズニープラス・Hulu・Maxの合同契約プラン、米国で夏開始 ─ ディズニー&ワーナーのライバル同士が提携
映画・テレビ・ストリーミングと、あらゆる面においてライバル関係である、ウォルト・ディズニー・カンパニーとワーナー・ブラザース・ディスカバリーが、ディズニープラス・Hulu・Maxのバンドルプランのために提携することがわかった。
コロナ禍以降、大手スタジオやテクノロジー企業などがしのぎを削る“ストリーミング戦国時代”において、ディズニーとワーナーのタッグはまさに異例の動きだ。ディズニープラス・Hulu・Maxの3サービスをまとめて契約できるバンドルプランは2024年夏にアメリカで開始予定で、具体的な開始日や価格は追って発表される。3サービスいずれのウェブサイトからでも加入でき、広告あり・広告なしプランの両方が用意される予定だ。
今回のバンドルプランはあくまで契約をまとめるためのもので、サービスが統合されるわけではないため、各サービスのアプリやコンテンツは独立したままとなる。なお、米国ではディズニープラスにHuluのコンテンツも統合されているが、これは双方の契約者のためのものである。
提携発表にあたり、ディズニー&ワーナーは「ABC・CNN・DC・ディスカバリー・ディズニー・Food Network・FX・HBO・HGTV・Hulu・マーベル・ピクサー・サーチライト・ワーナーブラザースなど、娯楽業界で世界最大かつ世界で最も愛されたブランドから、最も価値ある、かつてないセレクションを」提供するとの声明を発表した。
ディズニーのダイレクト・トゥ・コンシューマー部門を統括するジョー・アーリー氏は、「ディズニープラスでのHuluのローンチが大成功を収めたのに続き、Maxとの新しいバンドルがより多くの選択肢と価値を提供します」との声明を発表。「加入者を第一に考え、超大作映画やオリジナル作品、そして現在のストリーミングにおける最高のブランドとエンターテイメントをそなえた3つの巨大ライブラリへのアクセスを可能とします」とした。
また、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのグローバル・ストリーミング&ゲーム部門を統括するJB・ペレット氏も、「ストリーミング業界最高の価値を誇るエンターテイメントのコレクションを提供することで、加入者の増加、およびより強力な保持を実現します。3つのサービスが提供するすべてのジャンルを補い合い、前例のないエンターテインメント価値を提供することは、業界の未来のための強力で新しいロードマップとなります」とコメントした。
すでにHuluはMaxのほか、Paramount+ With Showtimeとのバンドルプランを実施しており、ディズニープラス&Maxとのバンドルプランはこれらに加わる新たな試みとなる。なおディズニーとワーナーは、フォックス・コーポレーションとともに2024年秋にストリーミングのスポーツ・バンドルを開始予定。業界大手のこうした動きは、ある意味で“業界再編”の動きとも言うことができるだろう。
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Source: Variety




























