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『デッドプール2』米国より最速感想到着!絶賛の嵐「完璧な続編」「一級のヒーロー映画」「インフィニティ・ウォー超えてた」

デッドプール2
© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

ライアン・レイノルズ主演、『ジョン・ウィック』(2014)や『アトミック・ブロンド』(2017)のデヴィッド・リーチ監督による『デッドプール』(2016)の続編映画『デッドプール2』の試写が米国にて始まった。全貌を目撃した現地の記者やジャーナリストは、SNSを通じて映画の感想を世界に届けてくれている。

思えば本作は、前作を手がけたティム・ミラー監督の降板やスタント・パーソンの事故死といった話題が一時続いた作品だった。非常に厳しい経緯をたどった製作を経て、『デッドプール2』は底抜けのアクション・コメディ映画としてどのように仕上がったのか……。ご安心いただきたい、海外からの反応は想像以上の大絶賛である

注意

この記事には、映画『デッドプール2』のネタバレと捉えうる内容が含まれています。作品内容を事前にまったく知りたくない方は、以下の内容をお読みにならないことをお薦めいたします。

デッドプール2
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

堂々の前作超え、「完璧な続編」との声も

もはや多くを筆者が語る必要はない。『デッドプール2』を観た記者たちは作品に惜しみない絶賛を送っているのだ。

ショーン・オコネル氏(CinemaBlend)
『デッドプール2』は完璧な続編。前作のファンが大好きなところを全部2倍にして、しかもいくつかの問題を修正しています。観客は大笑い、爆笑させられることでしょう。ライアン・レイノルズはウェイド・ウィルソンとして攻めまくっています。最高のアクションに、見事なコミックへの目配せ。これはヤバい映画!」

クリス・シルヴィア氏(Regal Cinemas)
「『デッドプール2』は予想以上でした。一度ぶっ壊して、一級のスーパーヒーロー映画として生まれ変わっているんです。たくさんの笑いがあり、ヒーローチームの止まらない勢いがあって、きちんと温かさもある。」

アレックス・アバド・サントス氏(Vox)
「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』超えてた。」

むろん本作では、前作の特徴であった容赦のないバイオレンス演出も健在のようだ。ハリウッドのアクション映画を牽引するデヴィッド・リーチ監督による仕事を「間違いなく『キル・ビル Vol.1』以来最も暴力的なメジャー映画」だと評したのはPeople誌のナイジェル・M・スミス氏だ。

また『デッドプール2』への感想で目立つのは、ポストクレジットシーンへの絶賛である。もはやポストクレジットシーンが存在すること自体はネタバレでもなんでもない、という姿勢を示したのはこちらの感想だ。

スティーブン・ワインストローブ氏(Collider)
「『デッドプール2』がすごく楽しかったこと、最初から最後まで笑わされたことをご報告できて幸せです。クレジット後のシーンは“最高”。新しい出演者も全員完璧なキャスティング。ネタバレは避けてください、それがよりよい体験に繋がりますから。」

デッドプール2
© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

前作が好きじゃなくても、ヒーロー映画に疲れていても

また特筆すべきは、前作『デッドプール』を好意的に捉えていなかった人々が本作を高く評価していることだ。「前作が合わなかったからな…」とお思いの方も、きっと再挑戦してみる価値はあることだろう。

マット・シンガー氏(Screen Crush)
「『デッドプール2』は前作よりも良かったです(僕は前作の大ファンではありません)。スロースタート、だけどXフォースやケーブル(あとピーター)は全部成功してる。驚きました。」

レイチェル・サイモン氏(Bustle)
「前作よりも面白かったです。さらにスマートで、愉快で、それから100%リッキー・ベイカー(編注:『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』で本作の新キャストであるジュリアン・デニソンが演じた役名)。」

マイク・ライアン氏(UPROXX)
前作は好きじゃなかった。だけど『デッドプール2』は、自分がすごく楽しんでるってことに気付かされるまで、本当に引き込まれていたんです。それにポストクレジットシーンも最高だった。正直、この映画を楽しめたことにビックリしてます。」

こうした感想の数々が真実ならば、『デッドプール2』は前作の面白さを倍増させた上に間口を広げ、今や作られすぎている感すらあるヒーロー映画に再び新たな風を吹かせてしまったことになる。一体そんなことが可能なのか、もちろん真相は自分の目で確かめてみないとわからないわけだが……最後に、こちらの言葉をご紹介することにしよう。

トム・ガイアー氏(The Wrap)
『デッドプール2』は、スーパーヒーロー映画の連続に疲れてきたポップカルチャー・ギークへのご褒美だ。ここ最近で一番いいポストクレジットシーンもある。」

映画『デッドプール2』は2018年6月1日より全国ロードショー

『デッドプール2』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/deadpool/

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。