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アダム・ドライバー&レオス・カラックスのミュージカル『アネット』海外版予告編 ─ カンヌにて初披露目へ、スパークスが楽曲担当

https://twitter.com/Festival_Cannes/status/1384042864410206211?s=20

アダム・ドライバー主演、『ホーリー・モーターズ』(2012)などのレオス・カラックス監督、ロック・オペラ・ミュージカル『アネット(原題:Annette)』が、第74回カンヌ国際映画祭にて初披露目されることがわかった。2021年7月6日に初日を迎える同映画祭のオープニングとしてワールドプレミアしたのち、コンペティション部門にて最高賞を競うことになる。あわせて、海外版予告編が公開された。

『アネット』は、レオス・カラックスにとって『ホーリー・モーターズ』以来の作品であり、初となる英語作品だ。ロサンゼルスを舞台に、スタンダップ・コメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)、世界的に有名な歌手のアン(マリオン・コティヤール)、幸せな日々を送るふたりが織りなす恋愛模様を描く物語だ。ふたりが授かった初子アネットは、並外れた運命を持つ神秘的な少女であり、理想な生活を送るふたりの人生を大きく変えることになる。

ロックバンド「スパークス」がストーリーの原案、映画の脚本、オリジナル楽曲の作曲を担当し、『ラ・ラ・ランド』(2016)『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)などのマリウス・デ・フリースがエグゼクティブ・ミュージック・プロデューサーを務めた。スパークスのボーカリストであるラッセル・メイルは以前、アダム・ドライバーが台詞の大半を歌で表現していると伝えていた。「アダム・ドライバーがとにかく素晴らしくて、セリフの95%を歌で披露しているんですよ。スパークスの感性に忠実なスタイルで歌い上げているので、いうなればアダム・ドライバーがスパークスを演じているといった感じですかね」。

謎に満ちた予告編では、レオス・カラックスならではの独創的な演出、スパークスによる音楽に乗せて、ヘンリーとアンの幸せな結婚生活から、ふたりの子供が生まれてからの不穏な日々までが捉えれている。ヘンリーが連行される姿や、嵐のなか船で踊る姿など、やはりレオス・カラックス監督の作品だけあって、一筋縄ではいかなさそうだ。

なお本作は、カンヌ国際映画祭での上映と同時に、フランスにて劇場公開される予定で、Amazon Studiosが米国での配給権を取得しているという。日本公開については現時点では不明。ちなみにカンヌ国際映画祭では、ウェス・アンダーソン監督『The French Dispatch(原題)』、ポール・バーホーベン監督『Benedetta(原題)』の出品も伝えられており、そのほかの上映作品については、5月末頃に公式発表されるとのことだ。

第74回カンヌ国際映画祭は、2021年7月6日〜17日まで開催予定。

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Source:Deadline

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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