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『DUNE/デューン』続編発表は時間の問題か ─ 米ワーナーCEO、「終わり方でお分かりいただける」と発言

DUNE/デューン 砂の惑星
©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

『メッセージ』(2016)『ブレードランナー 2049』(2017)などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督最新作『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編について、米ワーナー・メディアのアン・サルノフCEOが製作を示唆している。

2021年最大級のSF大作として9月より世界各国で封切られた『DUNE/デューン』は、企画の当初から2部作構想で製作が進められてきた。そのため、本編もフランク・ハーバートの原作小説における半分ほどの進み具合で幕を閉じている。

本記事掲載時点で、製作のワーナー・ブラザースからは『DUNE/デューン』の続編に関する正式発表はなされていないが、これも時間の問題かもしれない。米Deadlineにて、ゴーサインの最終決定権を握るであろうワーナーのサルノフCEO自らが「『DUNE/デューン』の続編が作られるかどうかは、映画の終わり方を観ればお分かりいただけます」と語ったのだ。

Varietyの取材では、サルノフCEOがコロナ禍以降に変化したビジネスモデルについてを交えた上で、『DUNE/デューン』続編の可能性を言及している。

「物語自体は続編を見据えて設定されています。撮影も素晴らしいですし、ストーリーテリングにも感服するばかりです。ただ、興行収入だけが判断の基準になるわけではありません。

現時点で『DUNE/デューン』は日本を含め35以上の国で公開され、10月22日(現地時間)には本国アメリカと中国の2つのメイン市場をはじめ、20ヵ国以上で新たに封切りを迎える。最新の情報では、『DUNE/デューン』に投じられた1億6,500万ドルの制作費に対し、世界興行収入は1億2,930万ドル。ワーナー側にとって、続編を製作する上で興行面が足かせになることはなさそうだが、サルノフCEOは「最終的な決定を下すのに、かつてのようなやり方ではもう行いません」と強調する。

こう説明するサルノフCEOによれば、ゴーサインは「HBO Maxを含めて『DUNE/デューン』が会社にもたらしてくれる全て」に基づいているという。必ずしも興行面の成功が続編製作に繋がるわけではないということだが、他の決定要因についてサルノフCEOは明言を避けている。

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Source: Deadline,Variety

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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