ドウェイン・ジョンソン、マウイ島山火事被害受け激励メッセージ「私たちはひとつ」

米ハワイ州のマウイ島で発生した山火事による大規模な被害を受け、ハワイ出身のドウェイン・ジョンソンがInstagramにて動画を投稿。現地を慮るとともに温かく励ますメッセージを寄せている。

2023年8月8日早朝（現地時間）にマウイ島西部のラハイナロードにて山火事の発生が報告された。当局によるとハワイの南を通過していたハリケーン「ドーラ」による強風が影響したという。火の手は急速に拡大し、観光客が多く集まるラハイナの町を飲み込んだ。バイデン大統領は8月21日にマウイ島を訪れ、死者数計114にも上る現地を視察。行方不明者は850人を超えると推測される。

サモア人の祖父を持ち、子ども時代をハワイで過ごしたドウェインは、自身の故郷や人々、ポリネシア系の人々に捧げるビデオメッセージを投稿。「心が痛み、非常にチャレンジングな状況であるが、これを通じて確実により強くなるはず」と激励のメッセージを送った。更に以下のキャプションを添えている。

「私たちのマウイのコミュニティが悲しみに暮れ、それでも回復力と奇跡的なマナの精神のもと強くあろうとしているところに、私の愛と強さの全てをハワイに送ります。私たちは一体となり、乗り越えるのです。それが私たちの文化としての在り方で、私たちが行っていることです。

励みになる祈りを、資源を、資金を、資材をもって支え続けてくれる世界中の皆さんに感謝します。

カナカ族の出身者、コミュニティ、文化的リーダーたちへ。あなたたちを愛していますし、引っ張っていってくれてありがとう。こんな破壊と傷心の波においても、私たちポリネシアン人がハワイの島に永遠にいられるように、使命を繋ぐために私たちを導いてくださっています。

私たちは1つ。あなたたちを愛しているし、すぐにまた対面で会えますように。強くいましょう。」

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ハワイに自らのルーツがあり、ディズニー映画『モアナと伝説の海』（2016）ではその名もマウイというキャラクターの声優を務めたこともあり、この度の山火事被害はドウェインにとっても大ごとの様子。一方、キャプションの最後には「南カリフォルニアも今日は気を付けましょう。嵐が来ています」と、現在発生中のハリケーンへの注意を喚起するメッセージも。ドウェインはストライキ真っただの全米映画俳優組合（SAG-AFTRA）の組合員を救うためにも、こっそり莫大な寄付を行っており、有事の際には常に動いてくれる頼もしい存在だ。

同じくハワイ出身のジェイソン・モモアはInstagramにて「今はあなたがバケーションを楽しむ場所ではないので、マウイに渡航しないでほしい」と呼びかけ、マウイ島に家を所有する司会者で俳優のオプラ・ウィンフリーも多額の寄付や、居住スペースの提供など積極的な支援を続けている。

Source:Instagram