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【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』◯◯の◯◯◯◯たち、実はCGで若返っていた

アベンジャーズ/エンドゲーム
ⒸMarvel Studios 2019

2012年のヒーロー、若返っていた

『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、ヒーローたちは塵と消えた生命を取り戻すため、過去に戻って6つのインフィニティ・ストーンを集めなければならない。2012年のニューヨーク、2013年のアスガルド、2014年のモラグとヴォーミア。それぞれの土地には『アベンジャーズ』(2012)『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)当時のキャラクターが登場する。

本作で視覚効果スーパーバイザーを務めたLola Visual Effectsのトレント・クラウス氏は、2012年・2014年に登場する“過去のキャラクターたち”について、新たに撮り下ろした場面は、俳優の見た目をCGで数年ぶん若返らせたことを米Comicbook.comにて明かしている。当時の作品と見比べても遜色なきよう、見た目をできるかぎり近づけたというのだ。

「2012年や2014年は(現在から)遡る時間が非常に短いので、身体構造の大きな変化は問題にしませんでした。それでも、違いはあるわけです。何歳の人であれ、自分の写真を6年前と現在で見比べれば小さな違いは見つかりますよね。『アベンジャーズ』当時を再現するシーンでは、俳優たちを当時とそっくりに見せたかったので、小さな調整をかけているんです。」

『エンドゲーム』ではハンク・ピム役のマイケル・ダグラスが約50年近い若返りを見せているほか、スタン・リーも1970年代当時の姿へと若返って登場した。しかし、およそ数年の変化すらメイクではなくCGで処理されている以上、もはや過去のシーンでCG処理が施されていない人物を判断するほうが難しいというものだ。そういえばモラグで踊り、そして殴られるスター・ロード役のクリス・プラットも当時そっくりの見た目だった…。なお、アスガルドに登場したロキ(トム・ヒドルストン)とジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)は『ダーク・ワールド』の未公開映像を使用したものだという。

ちなみに、Lola社はマーベル・スタジオから“デジタル若返り”の技術に大きな信頼を寄せられ、今ではすべての若返り作業を担当しているそう。クラウス氏はその作業プロセスについて、このように説明している。

「私たちの仕事は俳優のCGレプリカを作ることではありません。実際にスクリーンに登場する俳優さんを使用しているんです。セットでの演技に手を入れるのであって、新しいものを生み出し直すわけではありません。絵を描くように、1フレームずつ、すべてのフレームを処理しなくてはなりません。光や影、形、構図などの作業でゴールを目指していくんです。」

“神は細部に宿る”とはよくいったものだが、細部の細部まで手を抜かずに作り込まれた狂気的なまでの映像表現、じっくりと目を凝らしてほしい…!

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

一方、クリス・エヴァンスは老けています

Source: Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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