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エレン・ペイジがトランスジェンダー公表、「エリオット」に改名 ─ 「アンブレラ・アカデミー」出演は続投

エリオット・ペイジ(エレン・ペイジ)
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9363017768/

『JUNO/ジュノ』(2007)『インセプション』(2010)などのエレン・ペイジがトランスジェンダーであることを公表し、名前をエリオット・ペイジに改名したことを発表した。代名詞は「彼(he)/彼ら(they)」を使用する。

SNSで公開された声明には、これまで自分を支えてきた人々やトランス・コミュニティへの感謝を述べ、「ようやく正真正銘の自分を追求できるよう、自分自身を愛せるようになってきました。これがどんなに素晴らしいことか」と記した。「自分がトランスであること、クィアであることを愛しています。自分自身を受け入れ、抱きしめてあげるほど、未来を思い描けるし、心が育ち、自分が強くなっていくのを感じます」。

一方、ペイジは「この喜びは本物であり、同時に脆くもあります。今は本当に幸せで、自分がどれほど大きな権利を得ているかも知っているけれど、怖くもあります。[中略]喜びや祝福の時間を台無しにする気はないけれど、全体像に言及したい」とも書いた。自分が「攻撃やヘイト、“ジョーク”や暴力」の対象になる可能性への恐怖を明かし、トランスジェンダーの人々が日常的に恐怖と危険にさらされている現実に触れているのである。

「2020年だけで、トランスジェンダーの人々が少なくとも40人は殺害されていると報じられています。大部分は黒人やラテン系の女性です。トランスの医療を違法とし、存在の権利を認めない政治家たちや、トランス・コミュニティへの敵意を公言する人々の全員に、その死の責任があります。あなたがたの卑劣で屈辱的な怒りがトランス・コミュニティにのしかかり、トランスの成人の40%が自殺を試みるというのです。こんなことはもうたくさんだ。」

ペイジは日常的な暴力や虐待などの被害を受けているトランスジェンダーにもサポートのメッセージを送り、「自分ができる支援はすべてやりますし、より愛情あふれる、平等な社会のために努力し続けます」「よりよい世界にするためにできることはすべてやる」とコメントした。

なお、ペイジはNetflixドラマ「アンブレラ・アカデミー」(2019-)でシスジェンダーのヴァーニャ・ハーグリーブズ役を演じており、今後もシリーズへの出演は継続する。米Varietyによるとキャラクターの設定を変更する計画はないという。公表を受けて、Netflixおよび製作会社のUniversal Content Productionsはペイジをサポートするコメントを公開。すでにNetflixは、配信されているエレン・ペイジの出演した過去作品のクレジットを「エリオット・ペイジ」に変更している。

Sources: Elliot Page, Variety

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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