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「セックス・エデュケーション」『ダンケルク』若手俳優らが出演、女流作家エミリー・ブロンテの伝記映画が製作へ

Emma Mackey:MTV International on YouTube https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Emma_Mackey.jpg Joe Alwyn:Greg2600 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Joe_Alwyn-2018.jpg Emily Beecham:Vera de Kok https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Daphne_-_Emily_Beecham-_IFFR_2017-1.jpg Fionn Whitehead:Foxy59 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Fionn_Whitehead_at_London%27s_Dunkirk_World_Premiere.jpg

世界三大悲劇の1つとされる『嵐が丘』を世に生み出した、イギリス文学史を代表する女流作家エミリー・ブロンテの伝記映画『Emily(原題)』に、「セックス・エデュケーション」(2019-)のエマ・マッキーや『女王陛下のお気に入り』(2018)のジョー・アルウィン、『ダンケルク』(2017)のフィン・ホワイトヘッドなど、気鋭の俳優たちが出演することがわかった。米Deadlineが報じている。

エミリー・ブロンテは19世紀前半のロマン主義文学を代表する作家で、姉のシャーロットと妹のアンと共に「ブロンテ姉妹」として名を馳せた。1847年に男性の名前で発表されたエミリー唯一の長編小説『嵐が丘』(新潮文庫)は、シェイクスピアの『リア王』、ハーマン・メルヴィルの『白鯨』と並び、世界三大悲劇として現在も世界中で親しまれている。

本作では、30年という短い生涯の中で、世界で最も有名かつ謎に包まれながらも物議を醸した小説家エミリーの、不遇な時代の中で女性として世に抗った姿が、変革的かつ陽気で活気づくようなストーリー展開で描かれるという。主人公エミリーをエマが、エミリーの複雑な恋人をアルウィンが、そしてエミリーの創作活動に影響を与えたとされる自滅的な兄ブランウェル・ブロンテをフィンが演じる。ほか、『リトル・ジョー』(2019)で主演を務め、第72回カンヌ国際映画祭女優賞を獲得した注目の女優エミリー・ビーチャムが、シャーロット・ブロンテ役で出演することも発表されている。

脚本・監督を務めるのは、『A.I.』(2001)『死霊館 エンフィールド事件』(2016)など、女優として活躍するフランセス・オコナー。本作で監督デビューを果たす。プロデューサーには、『オセロ』(1995)や『ハリーポッター』シリーズなどを手がけるデヴィッド・バロン、『チャーチル ノルマンディーの決断』(2017)のピアーズ・テンペストらが就任している。

監督のフランセスは、本作について「今日の女性たちへのラブレターです。特に若い女性たちが自身の真の声や秘めた力を活かそうと挑戦するようになるための呼び声なんです」と語り、意気込みを見せている。

撮影は、2021年1〜3月開始を目処に、イングランド北部ヨークシャーにて行われる予定。また、現時点から、2020年6月22日より開始されるカンヌ国際映画祭の併設マーケットのバーチャル・イベントCannes virtual film market開催期間中にかけても配給権が販売されるという。

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Source: Deadline

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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